第90話

大我×樹🐅🦁別れその後…4○○サイド
2,856
2021/04/01 14:52
*・゜゚・*:.。..。.:*・大我STORY・*:.。. .。.:*・゜゚・*



私はまだ、あの声に名前を呼ばれれば

反射的に振り向いてしまう

なのに大我君に手を引っ張られ

足が止まる事はない
あなた

大我君…手
痛い……

大我
大我
あっ、ごめん……
でも…
そんな事をしていると

樹が私達に追いついた

大我君は咄嗟に私と樹の間に入って
樹
きょも、お願い。
あなたと話がしたい
大我
大我
ダメっ
樹
なんでよ。
大我
大我
だって、樹
あなたを泣かす
じゃん。
あなた

大我君…
大丈夫だよ。
私も樹に言いたいこと
あるの。

大我
大我
あなた?
私は大我くんの手をギュっと

握る
あなた

樹…私ね、
あの日の樹の決断は
間違いじゃないと
思ってる。

なんで、別れを切り出した
のか、分からない……けど
今は正解だったと思うんだ。

これから先、樹を
手放した事
後悔する時
あると思うけどさ、

乗り越えよう。
この、大きい壁
二人でまた、
笑って会える様に

樹
あなたはいつだって
強いよな。
お前は、すぐ俺なんか
追い越すから
ついて行けねーわ。
あなた

樹…

樹
絶対、後悔させ
てやるからなっ。
あなた

…うん。
後悔すると思う。

樹
なぁ、最後にさ…
あなた

ん?

樹
あなた、愛してる。
あなた

うん。
私も……愛してる。

樹
ってか、きょもを
頼める?
あなた

えっ?
………わっ、何?
大我君、泣いてるの?

大我
大我
なっ、泣いてなんか
ない。
樹
はははっ(笑
泣いてんじゃん。
じゃーな、あなた。
きょも、また明日!
あなた

大我君がなんで、
泣いてるの?
もぅ、
帰ろっか……

大我
大我
………ぅん。

〜あなたの家にて〜
タクシーの中で大我君は

やっと泣き止んで、ずっと鼻をすすってる



あなた

着いたよ!

大我
大我
へっ?うへっ?
えっ、ここあなたの家?
あなた

うん。
上がってく?

大我
大我
いい……の?
あなた

うん!

私は最後に、ちゃんと樹に

気持ちを言えて良かった。

多分、一生大切な人なのは

変わらない。夢、叶えてほしいから

愛してる……でも、近くにはいられない

だって…………
大我
大我
………あなた?
あなた

チュ

大我
大我
……………へっ?
あなた

私ね、樹にちゃんと
気持ちを伝えられたのは
大我君のおかげだよ。

ずっと、救われてたんだよね。
気づくの遅くなって……
ごめんね。

大我
大我
えっ?どういう意味?
あなた

好きで…th

言い終わらない内に

大我君からキスがたくさん降ってくる
大我
大我
チュ………
チュ………
……チュ…………
何回か軽いキスをされて

顔が離れると

また、どちらからかキスをしていく
大我
大我
あなた、俺の傍に
いてくれるの?
あなた

うん。いいかな?
私で?

大我
大我
あなたじゃなきゃ、
イヤだし。


その日、初めて私達は体を重ねた

愛がいっぱいの穏やかだけど

いやらしい手つきに

何度も絶頂を味わった……

大我君の愛は太陽の様にあったかくて

包み込むような愛。


樹の愛は月。追っかけても届かない。

でも、追っかけずにはいられない。そんな愛。

どっちがいいのかなんて

分からないけど、

私の手で幸せにしたいと思ったのは

大我君だった。



………………end…………………
〜仕事場にて〜
大我
大我
樹、あのさ…
話ておきたい事
あるんだけど……
樹
あん?あー、
いい、いい。
しなくて。
察しはイイ方なんで。
大我
大我
でも…
樹
俺が言えた義理ないけど
あなたの事、
幸せにしてあげて。
俺には出来なかった事。
でも、泣かせたら
俺、奪うの早いから
覚悟してねー
大我
大我
なっ、そんな事に
ならないもん。
ジェシー
ジェシー
樹、
昨日泣いて大変だった
んだからー
大我
大我
えっ、泣いたの?
樹
きょもも泣いて
たじゃん。
しんたろー
しんたろー
SixTONESは
泣き虫ばっかだなー
北斗
北斗
とくに、その二人ね。

プリ小説オーディオドラマ