第11話

#恋愛と友情の両立は可能か
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2021/08/27 14:20 更新
時系列が狂っていて非常に申し訳ないです。
読みにくくても許してくださる方に感謝いたします。

この物語は、篠原君と華菜ちゃんが付き合った後からです。
ですので、篠原君はまだ華菜ちゃんのことを「沢田さん」と呼んでいます。

この話を先に書けば良かったですね。
配慮が足りなくて申し訳ございません💦





華菜side


なんと、昨日、篠原君と付き合うことができました!


私がそんな嬉しさに浸っているのも束の間。




新たな問題が私の頭を掠める。
沢田華菜
沢田華菜
付き合ったって、誰かに言った方がいいのかな・・・?
友達に報告した方がいいのかな・・・?

でも、私、中学校からの仲いい子なんていないし、、、。



私の友達って言ったら、唯ちゃん達くらいだ。

と言っても、唯ちゃんたちも篠原君のことが好きだと言っていたのを思い出し、言おうかどうか迷っているという状況なのである。







篠原君に相談してみたところ、、、
篠原悠太
篠原悠太
沢田さんが言いたくなければ言わなくてもいいと思うよ。
別に言わなきゃっていう決まりはないしね。
とのこと。


どっちがいいんだろう。





私としては言いたい。
だって、友達だから。

友達にはできる限りの誠意を示したいと思っているし、それこそが人としての誠実さだと思うのだ。


一方で、『言わなくていい、逃げてしまえ』と、囁く悪魔な私もいて、、、




私が一番危惧しているのは、わたしが篠原君と付き合っているということを唯ちゃん達に言うことで、友達という関係が崩れてしまうということだ。


小さい頃から付き合っている、気心の知れた間柄ならまだしも、私達はつい最近付き合ったという日の浅い間柄。

だから、その関係が崩れるのが怖くて、、、




そのことを篠原君に言うと、
篠原悠太
篠原悠太
俺は隠れて付き合っても全然大丈夫だよ?
と言ってくれる。

逃げ道を作ってくれる。
私のために。


そんな優しい言葉に流されちゃいけないって、甘えちゃいけないって分かっているのに、どうしても天秤は悪魔の方へ傾く。




そんな私の心中を分かっているのかいないのか、篠原君はこんなことも言ってくれた。
篠原悠太
篠原悠太
でもさ、友情も恋情も日数なんて関係ないと思うんだ。
俺達だってそうでしょ?
篠原悠太
篠原悠太
日数っていうのは、これからその人と人生の大切な時を使って重ねていこうって思えるからこそ価値のあるものなんじゃないかな。
その言葉に私は驚く。



私は間違っていたのかもしれない。


確かに日数なんて、友達になったばかりだったら浅くて当然だ。

運命の人にだっていつ出会うか分からない。
その人のことも日数で判断してたら人生なんて成立しないに決まっている。





唯ちゃん、琴ちゃん、理沙ちゃんには、ちゃんと私の本心を伝えよう。


言って嫌われるんなら、悔いはない。
とっても悲しくなるだろうけど、言わない罪悪感よりはマシだ。







静かに決意を固める私を篠原君は優しく見守り、そして送り出してくれた。
篠原悠太
篠原悠太
俺は沢田さんとそんな大切な時間を過ごしていきたいって思ってるよ。
なんて、甘い言葉と共に。




——————————






あれから2日が経ち、週明けの月曜日、登校する日となった。



私は気合を入れていつもより早く学校へ行き、唯ちゃん含む3人が来るのを待った。


篠原君が気を遣って、一緒に言おうかと提案してくれたけれど、私はそれを断った。
私の大切な友達である唯ちゃん達にはどうしても自分一人で報告したかったのだ。




私が教室へ着いてから5分ほどすると、唯ちゃん達3人がやってきた。


最初は足がすくんで立ち上がれなかったが、彼女たちが準備を終わらせ唯ちゃんの席に集まっておしゃべりをしようとしているのを見て立ち上がった。
頑張って震える足に喝を入れた私は、よろよろとおぼつかない足どりで唯ちゃんの席に向かった。


沢田華菜
沢田華菜
お、おはよう、、、っ!
私が声を発すると、3人は一斉にこちらを向いて笑顔を見せた。
東城唯
東城唯
おはよう、華菜ちゃん!
間宮琴
間宮琴
おはよー!
嶋田理沙
嶋田理沙
おはよう!
ところで金曜日は大変だったね、大丈夫だった?
金曜日とは、先週の私が某クラスメイトに絡まれたことを指しているのだろう。
沢田華菜
沢田華菜
大丈夫だよ!
沢田華菜
沢田華菜
ところで、あの、言いたいことがあって、、、
珍しく私が何か言おうとしていることを察した3人は優しい眼差しでこちらを見ている。


言わなきゃ!!
沢田華菜
沢田華菜
私、篠原君と付き合うことになったの、、、っ!
一瞬時空が止まったかと思ったら、次の瞬間3人の歓声が沸いた。
間宮琴
間宮琴
ホントに!?
すっごいお似合いだよ!
嶋田理沙
嶋田理沙
おめでとう!!
東城唯
東城唯
何それ!
感動の展開なんだけど!?
沢田華菜
沢田華菜
え、、っ、、、あ、の、、、っ
もっと、否定的な反応をされるのかと思っていた。
沢田華菜
沢田華菜
無理してない、、、?
東城唯
東城唯
??
なんで無理する必要があるの?
沢田華菜
沢田華菜
3人とも、篠原君のこと、好きみたいだったから、、、
私が不安を零すと、3人は顔を見合わせて笑い合った。


何で笑うの!?
間宮琴
間宮琴
あははwwww
私たちの好きはね、そっちの好きじゃないんだよね。
嶋田理沙
嶋田理沙
そうそう。
沢田華菜
沢田華菜
それは、どういう・・・?
東城唯
東城唯
だからね、ウチらは篠原君を恋愛対象としてみてるわけじゃないんだよね。
単なるファンっていうか。
嶋田理沙
嶋田理沙
なんなら、唯は他校に彼氏いるしね。
沢田華菜
沢田華菜
そうなの、っ!?
東城唯
東城唯
やめてよ~
少し照れくさそうに顔を隠す唯ちゃん。


驚愕の事実です、、、!!



思わぬところにいた先輩に私は心強さを感じる。
沢田華菜
沢田華菜
先輩、、、!
そんなことを考えていたら、つい口から出ていたようで。
東城唯
東城唯
先輩!?
誰が??
沢田華菜
沢田華菜
唯ちゃん先輩、、、
東城唯
東城唯
私!?
嶋田理沙
嶋田理沙
あははwwww
間宮琴
間宮琴
私と理沙は後輩になっちゃう、、、
そんなことを言いながら、しばらく4人で笑い合う。



全員の笑いが落ち着く頃には、当初の不安なんて微塵もなくなっていた。


友達ってすごいなぁ、、、





唯ちゃん達はきっと、一生モノの友達になるだろうと確信した私なのでした。






☆恋愛と友情の両立は可能か、END★




結果、恋愛と友情の両立は可能でした♡

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