スカビオサ視点
あの女を苦しめている途中で、ふと昔のことを思い出す。
裏切りだらけのあの時を─────
私の家は、近所でも有名な会社を同族経営している裕福な家だった。
家族3人とメイドふたりと執事ひとりで、仲良く暮らしていた。
でも、お母様の死によりお父様は変わった。
優しかったお父様は全ての者に厳しくなり、へまをしたメイドや執事には殴りかかろうとしたこともあった。
そのため、メイドも執事もみんな辞めてしまった。
だから私がメイドの代わりになるしかなく、毎日苦しみ続けた。
私だって抜け出したかったけれど、血縁関係がある以上、抜け出せなかった。
それに周りから言われ続ける「あなたは次期女社長」という言葉が私の絶縁するという手段も、家出するという手段も、かき消そうとする。
...
とある日、私の苦しい日々に一筋の光が差した。
アノヒトが助けの手を差し伸べてくれたのだ。
アノヒトはすっと跪いた。
話を聞いていると、いつの間にか私はアノヒトに恋情を抱いていた。
それから数ヶ月が経った。
アノヒトの家での居候も慣れて来た頃だった。
その日の夜はことが出来なかったので、1度リビングで水を飲もうとした。
ガチャリとリビングの戸を開ける。
ピッ
優しい私の好きなアノヒトとはまるで別人の、低く怒りを含んだ声だった。
突然過ぎて現状を受け入れられない。受け入れたくない。
私の好きな────は嘘の姿だったの?私は私を殺そうとするものを好いていたの?
そう言ってアノヒトはキッチンから鋭く光る包丁を取りだした。
こんにちはにゃん
現在絶賛語尾にゃんなんだにゃん悲しいにゃん気にしないでにゃん
ここでスカビオサの過去がわかったにゃん!!てことでスカビオサの名前の由来も言うにゃん!!



これにゃん
スカビオサの過去もここから考えたにゃん
ちなみに話中の××××××はスカビオサの本名、────はあの人の本名にゃん
ちょっと長くなったにゃん!
まぁおつめりにゃん!















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。