第7話

ヤミ、ヒカリ。
66
2022/08/13 11:00 更新
麻里視点
麻里
麻里
ハァッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ
ずっと逃げてるから、息が苦しい─────
もう、無理────────────
そう考えた瞬間、あたしの足首に髪の毛らしきものが巻かれた。
麻里
麻里
!!!!
後ろに引っ張られ、あたしは死を覚悟した。
スカビオサ
スカビオサ
あんたには、思いっきり苦しんでから八つ裂きにして殺してあげるわ。
さっきよりも低くて怖い声に、恐怖で体がガタガタと震える。
スカビオサ
スカビオサ
まずは手足を切り落として────
両手にも髪の毛が巻かれ、一瞬目をつむった瞬間に手足はコトン、と床に落ちていて、手足があったはずのところからは血が噴水のように吹き出ていた。
麻里
麻里
ウァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!
スカビオサ
スカビオサ
うるさいわね。喉仏を切って喋られないようにしておきましょう。
ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ。
色々なところが切り落とされた。
苦しませるために、即死のところをわざと避けてるから苦しい。痛い。
もう、死ぬ─────────────
仁視点
タッタッタッ、と永遠と続きそうな廊下を駆け抜ける。
するとそこに、大きく禍々しい雰囲気を纏った扉があった。
仁
!!
仁
よっしゃ!!
でもさっきとなんか違った。きっと何個か入口があるんだろう。
仁
......よし
ドアノブをひねり、人消え館から飛び出した────────

プリ小説オーディオドラマ