雄大side
あの日から3週間がたった。
正直、1週間は匠海への今までの想いを少し引きずっていたけど、今ではもう西くんのことしか考えられない。
びっくりするくらい優しいし、毎日愛を伝えてくれるし、好きなところを言ってくれる。
ここまで溺愛されるとも思ってなくて、少し笑っちゃうくらい。
俺のことを大好きな西くんが愛おしくてたまらない。
「西くん、明日友達とご飯いってくるね。」
「え、誰、友達って。
「Kくん。」
「…しゃーない。でも浮気すんなよ。あれだったら迎え行くけど。」
「浮気しないわ。俺の事信じれない?」
少し顔を傾けてあざとく聞く。
「…雄大、ずるいよほんと。そんな顔されたら俺なんも言えないじゃん。」
そう言ってソファーに座る俺の前にしゃがみこむ西くん。
そして俺の手を握る。
「雄大のこと信じてるよ。だから楽しんでおいで。でも俺が雄大のこと大好きなことだけは忘れんなよ。」
「んふふっ。分かってる。西くん俺のこと大好きやもん。でも俺もそんな西くんのこと大好きやから大丈夫やで。」
「…もっとちょうだい。」
今度は西くんが顔を傾けながらかわいく言ってくる。
「え~もう欲張りさんやなあ~」
西くんは俺が思ってる以上に甘えたで、かわいい一面がある。
俺にしか見せないその表情が、たまらなく愛しい。
俺もソファーの下におり、西くんの目の前にしゃがむ。
そして西くんの顔を両手でつかみ、キスをした。
「どう?機嫌なおった?」
「足りんわ。」
今度は西くんの手が俺の後頭部をとらえる。
ぐっと引っ張られ、さっきより深いキス。
しばらくして唇が離れ、西くんの顔を見ると完全にスイッチが入っている顔をしていた。
あ、これアカン。くわれる。
正直アレコレはまだ怖くてやってないけど、そろそろ西くんが限界っぽいのも感じてた。
「西くん…顔怖いよ…」
「なぁ、雄大のこともっと味わいたいんだけど。」
「1ヵ月は待ってっていったやん…」
「もう限界。死にそう。」
まだ後頭部に置かれたままの手が、少し降りてきて俺の首元を撫でる。
今、西くんのひとつひとつの動きから俺を求めているのが伝わってくる。
「…じゃあ明日は?他の男と遊んだ俺のこと味わってよ。」
尋常じゃない煽り方をしてるのは分かってるけど、ついつい西くんのいろんな表情がみたくなって。
「お前、流石に煽りすぎ。年上なめんな。」
そう言ってソファーに押し倒される。
少し怒ったような表情。
その中に余裕のない表情が見え隠れしている。
また深くキスをされる。
さっきより舌を絡められ、吸い取られ、うまく息ができない。
「んっ…は、にしく…」
唇を離そうとするとまたぐっと距離を縮められ、口の中を犯される。
あかん、頭くらくらしてきた。きもちよすぎる。
やっと離してくれたかと思うと、勢いよく服を脱ぐ西くん。
「そんな顔して、逃げられると思うなよ。他の男と遊ぶ前に抱いてやるから。」
「ちょ、まって…」
「無理。お前がわるい。」
「だって…」
「死ぬほど優しくするし、死ぬほど愛してやるからもう黙って俺に抱かれろ。」
そう言って優しくおでこにキスを落とす西くん。
その全ての行動に俺はもうドキドキせずにいられない。
「うう…西くんかっこよすぎる…大好き…」
「………くっそ、これ以上煽んな。」
結局、俺はその日西くんに優しく抱きつぶされた。
たくさんの愛を伝えてくれる西くん。
俺の全てを受け入れて愛してくれる西くん。
そんな西くんをこれからも愛していきたいと心の底から思ってる。
大好きだよ、西くん。
end
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こんにちは、しろです。
これにてこのお話は完結です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
更新頻度もバラバラで、しばらくお待たせしてしまったこともありましたが、無事完結できて良かったです!
本編は以上ですが、今後もし、気が向いたら番外編として短編もここで更新するかもしれません。
もし見たいシチュエーションあればコメントください。
参考にさせて頂く可能性もなきにしもあらず…笑
また、他ケミ(佐野ケミ)も含め、「こんなお話がみたい!」みたいなどありましたらリクエストも受け付けますのでご自由にコメントください🙇♀️
byしろ












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。