この話は、あなたちゃんが高等部一年なのには変わりはありませんが、話が進んだ11月29日ということになります。
現在は番外編としますが、そこまで話が進んだ時に
チャプターを移動し、時系列に辻褄が合うようにしようと考えています。
未来軸のあなたちゃんたちをお楽しみください…!
教卓で提出物の確認をしていた不死川先生に、声を掛ける
ホームルーム終了後、その休み時間。
一見いかついし言葉遣いも乱暴に見えるが、
隠しきれない優しさがにじみ出ている声色。
今日は11月29日、それは何を隠そう──
期待していた言葉とは違ったのだろう、
今度は優しさが1ミリもなさそうな「は?」いただきました!!
くだらねえと呟き、颯爽と職員室へ向かおうとする不死川先生
誤って口を滑らせるところだった。
危ない危ない。
そうして、私は席へと戻った。
授業変更(宇髄先生の力技)によって、今日の3時間目は美術で、4時間目は数学…
授業は教室で行い、その時間に飾り付けをしていいということになった。
大好きです。
絶賛飾付中でございます。
ちなみに不死川先生は3時間目も授業が入っていると
リサーチ済みのため、覗かれる心配もない。
宇髄先生は、「これは生徒主体でやるもんだろ」と
手伝いの提案は却下されてしまった。
後ろから呑気に風船が目を膨らませて傍観している。
輩先生が兄貴ヅラしてるだけなのでは、
と思ったが言わないことにした。
電気を消し、窓にも段ボールを張った真っ暗な教室。
みんなで息を殺し、もうすっかり聞き慣れた足音が近づいてくる。
それは少し手前で戸惑うように立ち止まり、
また歩き出した。
ガラッと扉が開き、外の明りが入り込む。
炭治郎の息を吸う音を合図に、
と言い、何人かがクラッカーを鳴らした。
そして、ハッピーバースデーをスマホで流す。
当の本人は驚いている様子だった。
教室全体を見回し、私とも目が合った。
優しい顔をする先生は、長男の顔のような気がした。
クラスメイトで考えて、買い出しに行って手に入れた小さな袋を手渡すと、またありがとなァと言ってくれた。
有志で割り勘すれば、割と高いものにも手を出せたので、まあそういうものに。
目が細まった先生には、少しかわいらしい印象を抱いてしまった。
その言葉に、ざわめき出すクラスメイトたち。
まさか、この作戦を輩先生、伝えていたのか。
いや、でもそんなことはさすがに…
考えていれば、一足先に配られた善逸が発狂した。
そう、それはお礼という名の" 課題 "であったのだ。
ケラケラ笑いながら配ったプリントは、私の元へも。
まあ、これが私たち筍組らしい、のかな?











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。