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第5話

白い帽子5 最終回(。;_;。)
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2023/12/07 06:55 更新
そこは、小さな団地の前の小さな野原でした。
白い蝶が、二十も三十も、いえ、もっと沢山飛んで居ました。クローバーが青々と広がり、綿毛と黄色の花の交ざったタンポポが、点々の模様になって咲いて居ます。その上を、踊るように飛んで居る蝶をボンヤリ見て居る内、松井さんには、こんな声が聞こえて来ました。
「良かったね。」
「良かったよ。」
「良かったね。」
「良かったよ。」
それは、シャボン玉のはじけるような、小さな小さな声でした。
車の中には、まだ微かに、夏みかんの匂いが残って居ます。

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