Relu side

そんなことを思っていると、




ｶﾞﾁｬｯ!!




物凄い勢いで扉を開けられた 。

入ってきたのはこえくんの親らしき人。




親なのになんでれるたちは隠されたん…？



まさか親にグループしてるって伝えてないｯｯ！？



そんな呑気な考えをしていたら…、

目の前で、こえくんが殴られた 。



は、え…



どう言うことｯ…？



まさか…

Coe. side

目の前に拳が飛んできて、



自分の頬に激痛の衝撃が走った。



痛い、声を出したい、泣きたい



…でも、メンバーの前だ。



リーダーが…こんなに惨めで、憎たらしい姿を見たら



みんなは離れて行くだろう、



僕みたいなリーダーにはついてこないだろう、

わかってた。




僕の虐待がいつしかバレることを 。




そんな自分から…逃げてた、



現実から…" 逃げてた "



夢の中で幸せに過ごして、安らかに眠りたかった。

こんなか弱いリーダーでごめんなさい。




僕みたいな人が…リーダーになってごめんなさい…ｯ



ごめんなさいｯ、



もう居なくなるから。全て…全て…いらないから、



もういいからｯｯ…！

あれ…？声があんまり聞こえない…ｯ



なんだか…視界がぼやけてきたみたい…、

ｯ、耳鳴りが酷いｯ…

ごめｯ、無理…ｯ

次回   最終話