第2話

#出会いはシンプルな
76
2026/06/22 15:12 更新

【I Side】





車を走らせ、気づくともう家の前。

早く帰りたいと思い
玄関のドアを開けた。
I
…あ、
I
なんや、片付けてなかったんか…

積み重なった服、後回しにした紙類が
部屋の色んなところに置いてある。

着替えて風呂入って
ご飯食べて寝るだけだと思っとったから、

正直荷が重い。


とりあえず着替えてから手をつけ始めることにした。




片付けは億劫。

でも、”あにき”の新曲を聞きながらやから、
どこか上機嫌になれる。
I
ふんふふ〜ん…♪

鼻歌を歌っていても、一人暮らしやから
誰も聞いとらん。


あにきの声は力強くて、

曲が声色に合っていて、

爽快に楽しそうに歌うから
聞いていて気持ちよくて。


オタクしとって良かったとすごく思える。
I
あ、ここ特に好きなんよなぁ…
I
どうやったらこんな高音が出るんやろ?

そんなことを考えながら作業しとると、
通知音が鳴った。

Xのいいね通知。
I
って、”凪衣ない”か。
I
最近よくいいねしてくれて嬉しいな〜
I
あ、新しい痛バも買ったんや。

凪衣、というのは俺の尊敬する
あにきの古参オタク。

俺がフォローしてから
よくいいねしてくれるようになった。

人と絡むのが苦手な俺にとって、ほんまに嬉しい。
I
いいねだけで十分やわ。
I
ほんまは話しかけられたい_
 
I
って、無理無理。
I
そもそも何話せばええか
分からんしなぁ…

そんなことを呟いとると、また通知が来た。

…リプ。
I
え!?
I
だ、誰から…

どうやら、俺が昨日新曲について
投稿したポストへのリプらしい。

🐇『分かります…自分もめっっちゃ好きです!』と。
I
これ、やり取りした方がええんかな…?

そこから、少しだけやり取りして
すぐ会話を終わらせよう…と、思ったんに、

気づくとだいぶ盛り上がってしもた。


最初はリプだけやったけど、
長くなりすぎるな、と思ってDM行き。
話してくれた"兎々とと"さんとは、
めちゃくちゃ話が合った。



🐇『僕もそこ大好きなんですよ✨💕』
『悠くんの良さが詰まってるというか、
曲に合ってるっていうか…』

🤪『ですよね
その言い表せない感じも何となく分かります』


といった感じで。

普段の俺とは違って、
楽しく、好きなように話せた。



しかし、気づくともう22時。

遅い時間やった。


名残惜しいけど、自分から、

🤪『気づいたらもうこんな時間ですね』
『今日はここでお開きにしましょうか』と送った。

向こうからも、
🐇『あ、ほんとだ…』
『長々と話してごめんなさい💦』と来る。

そしてその後に、
🐇『でも、今日Ifmaroいふまろさんと
話せて楽しかったです!』
と送られてきた。
I
…ふふ、

俺も、人と話してこんなに楽しかったのは、
ほんまに久しぶりやったかも。

書き始め 2026年5月28日


今更思ったけど
これ絶対Prologと同時投稿の方が良かったねウワーッ

次回!
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