ななもりside
俺は少し"緋奈あなた"を舐めていたようだ。
初めて会った時、こんなか弱い子だったのかと思っていた。
話している内に、
そう言った時の彼女の目は人を殺す時のような殺人鬼の目をしていた。
その声はとても低く、俺達二人のことをビビらせる程の怖さだった。
連れて行こうと話しているときもその目は変わらず殺意がとても湧いているように見えた。
そして彼女は部屋の中に入った。
外は厳重なドアと壁なので中を見ることは出来ない為、るぅとくんに見せてもらおうとるぅとくんの部屋に向かった。
そう言って俺とさとみくんはるぅとくんの部屋に向かった。
るぅとくんの部屋に入ると俺とさとみくん以外揃っていた。
ジェルくんの様子がおかしい。
こんなことなかった。
緋奈あなたとジェルくんはどんな関係が……?
緋奈あなたの情報を調べる必要があるみたいだ。
プルルルルルプルルルルル
電話がかかってきた。
その声は狂気じみた声だった。
その場にいた皆その声に怯えていた。
ブチッ
俺と皆は拷問室に走った。
このままにしておくと危ないことをしてしまいそうで。
ガチャ
ドアを開けると誰の腕かさえ分からないものが落ちていたり眼球が落ちていた。
血だらけの彼女は俺に話しかけた。
これだけやってまだ足りないのか。
この姿まるであの人に似ている。
ジェルくん……?
何故?どうして?
ジェルくんを見た瞬間彼女は元の姿に戻った。
そう言ってジェルくんは緋奈あなたに近づく。
ぎゅっ
緋奈あなたはジェルくんに抱きつく。
ジェルくんは優しくあなたに語りかける。
緋奈あなたはまるで子供のようになった。
バタッ
緋奈あなたは魂が抜けたかのように倒れた。
そして緋奈あなたは目をゆっくりと閉じた。
そう言ってジェルくんはすぐに緋奈あなたを抱え医療室に走って向かった。
ガチャ
そう来るとは思わなかった。
もっと早く彼女の情報を集めておけばよかった。
さぁ、周寧組。
いや、渉。
この子のことを大切にしているのならここに来るだろう。
ちゃんと決着をつけなきゃね?
そう思い、俺は手紙を書いた。
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周寧組、時期組長の一人。渉へ。
周寧組の大切な緋奈あなたちゃんはこちらで預かっている。
君達周寧組が緋奈あなたちゃんを助けに来たとして俺たちに勝てなかったら緋奈あなたちゃんはstprに入れることにする。
そろそろ俺たちも決着をつけなきゃいけないからね?
stprのアジトに乗り込もうとしてるみたいだけど前の場所じゃないからね?
君、緋奈あなたちゃんにGPSを付けてたみたいだけど、ボロボロにしてデータも全て削除にしたから無駄だよ。
また、大切な人を失わないようにね。
特に__ちゃんが取られたことを忘れないように。
俺たちはいつでも待ってる。
stprリーダー、紫斗より。
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さぁ、渉。決戦の時だ。




















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。