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第3話

#3 日記②
50
2024/05/04 08:02 更新
またあの夢みたいだ、でもこれは
本当に夢なのか…?
なぜストーリーが進んでいる
現実味も、臨場感も...
もしや、本当に、





目を開くと、
また吹雪かと思ったら、前回のあの部屋だった
だけど、窓が空いてて雪が入って来て寒かった
あなた
ひぐっ、ずっ……
…また泣いてるのか?
こいつ…いや、あなたは、
オイラが居ることに最初気づいてないな
前回もそうだし、今回も。
あなたの深層心理の中とか、
そんな感じなのだろうか。
夢だから気持ちが風景や人物、状況になって
ダイレクトに表現されたりとか、そういう感じかな

あなたは、明るそうに見えて
何だか、心の内を教えてくれないというか
さりげなくガードしているような
なにか隠している感じがすると思っていた
警戒心が強いんだか…力になってやりたくても、
どう近づけばいいか分からない。

自然に、ゆっくり近づいてみたら良いのかな。
なんかホラ、懐かない猫っていうか、
…小動物...リスみたいな

でも、気づかないうちに隣にいたりしたら
嫌かな、どう思うかな。
きっと、泣いてるとこ見られたくないんだろうな。

ちょうどベッドに腰掛けてうずくまってるみたいだし
隣に座って背中撫でてやろうかな。
泣いてるの勝手に見られるのも嫌だろうし。

とりあえず窓閉めとくか
...これでよし、ちょっと隣座っても大丈夫だろうか
あなた
…! サンちゃ、っえ、サンズくん…!?
Sans
よお、heh…そんなびっくりしなくても
あなた
あ...へへへ、笑
Sans
…あんま無理するなよ、
いくらでもオイラを頼ってくれよ
あなた
大丈夫、だよ笑
全然!!平気だよ!
Sans
…そうだな。
やっぱ言ってくれないよな、
昨日会ったばっかりだし図々しかったかな。
まだ寄り添うことも出来ないのか
涙の跡がうっすら赤く腫れていて
ヒリヒリ痛そうで塩辛い気持ちになる
Sans
そういえばさ、昨日も言いかけてた
その「サンちゃん」ってなんなんだ
あなた
あー、えっとね…(照
なんか私サンズくんのぬいぐるみ持っててさ、
よく「サンちゃん」って呼びながら話しかけたり
ご飯食べたりしてるから、つい
Sans
へ、heh...なるほどな、
オイラのぬいぐるみなんかあんのか...
いや、なんか嬉しいような、照れるような
こそばゆい感じだ
あなた
ぅ、うん(照
……
どうしよう、何話したらいいんだ…
それにしても、オイラのぬいぐるみか
やっぱり思った通りだ、あなたは優しいやつだ
おっ、そうだ、そんな毎日のように話しかけてんなら
つらい時にそばに居たり、
話聞かせてくれた場面だってあるんじゃないか?
なら、本物のこのオイラにも
ちゃんと話してくれたりしないかな。
オイラも「サンちゃん」って呼んでもらったら
話しやすいかな。
Sans
なあ、あなた
オイラも、「サンちゃん」って呼んでくれないか
あなた
えっ、いい…よ、?(照
えっと、サンちゃん…、
Sans
heh...嬉しいな、お返しだぜ
あなたのアタマをワシャワシャ撫でたら
ふふ、と、また言って喜んでる様子だった
まぁ、まだいきなり話してはくれないだろうけど
少しづつ頼ってくれるようになったらいいな
Sans
そういや、この部屋から出たことないな
あなた
確かにそうだったね
でも出ても大丈夫なのかな
Sans
オイラがちょっと確認してみるよ
あなた
気をつけてね
Sans
大丈夫だ、すぐ戻ってくるさ
ドアを開けると
オイラの家とほぼ瓜二つだった
まあこれなら安心だな
どこに何があるかわかりやすい
確かあなたはココアも好きだったよな
淹れてきてやるか
ついでにオイラお気に入りのケチャップも
Sans
ただいま、ココアでも飲むか?
あなた
え〜ありがとう!
あなた
ふふっ
Sans
なんだ…?(照
あなた
なんかね、ケチャップ飲んでていつも通りで
いつものサンちゃんだなって思って笑
あなた
ふふ、改めてなんか安心した感じ笑
Sans
そうかい、そりゃよかった
なんだか笑ってくれる頻度が多くなって
よかった…かわいい笑顔だな、
ほんと調子狂うぜ、オイラらしくない
Sans
おめでたい頭になってなによりだぜ
あなた
えー酷い!
Sans
heh…あんたはそうやって笑ってた方がいいぜ
難しいことは考えなくていいんだ
あなた
…ふふ、ありがとね笑
あなたは嬉しかったのか手を握ってきて
嬉しそうに照れくさそうに、はにかんでいた
なんだか、こっちまで照れくさくなるぜ
あぁ、ずっとそうやって笑ってくれてたら
いいんだけどな…
いや、あなたの方がつらいのに
オイラが悲しい顔してたらダメだよな
なにも難しいことは考えず、
2人でずっと笑っていたい
あなた
どうしたの、考え事?
Sans
いや、そんな手握られたら照れくさいぜ
あなた
あっ、ごめん(照
Sans
別にいいけどな
Sans
起きるまで手繋いでていいか
あなた
えっ、うん!いいよ…?(照
Sans
ココアも目も、さめちまう前に飲みな笑
あなた
うん!笑 ありがとうね
Sans
…あなたの手はあったかいな
あなた
…っ、うん、えっと、サンちゃんの手も、
えっと、!(照
Sans
hehehe…そんな慌てなくても大丈夫だぜ笑
まあオイラの手は
ゴツゴツしてるし冷たいしな
あなた
そんなこと、!私はサンちゃんの手好きだよ!
Sans
すっ、!?
あんた、意外とダイタンだよな…
あなた
えっ、う、(照
…沈黙が流れた
どうしようか、お互いちょっと気まずい
真隣に居たあなたが、
オイラの肩に寄りかかってきた
あなた
あったかいね…私ね、こんな時間が
ずっと続けばいいのになって
よく思うんだよね
Sans
…そうかい、オイラも同じだ
あんたと会ってる時間がなにより幸せに見える
あーぁ、最悪だな
だってこれは夢なんだから
いつか覚めるし、あなたを
引き止める方法なんか無い
あなた
寂しいな
あなた
ずっと一緒に居たいのに、
なんで私達は夢の中でしか会えないんだろ…
Sans
あぁ、ずっと一緒に居られたらいいのにな
オイラはあなたとベッドに倒れ込んで
キスをした
引き止めたいのに、離したくないのに
夢が覚めたらどっか行っちまうんだろ、
なんでだよ、あなた
こんな夢が憎い、お前は目の前に居るはずはのに
なんで届かない、こんなのあんまりだ
あぁ神様、酷いぜまったく…
胸が苦しくて仕方ない
お互いの苦しい感情をぶつけ合うように、
何度も何度もキスをした
あなた
どこにも行かないでよ、サンちゃん…
あぁ、なんで居なくなっちまうんだ



そこで意識が途切れて、嫌な朝を迎えた。










まだ、口にココアの味が残っている気がした

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