第2話

#2 日記①
77
2024/02/29 08:22 更新
オイラはものすごい吹雪の中
人影を見つけた
その人影は吹雪でフラフラしながら近づいて来た
ニンゲンの女の子だ
世界の輪郭がフワフワして定まらない
一瞬時が遅くなった気がしたり
あー、これは夢の中か
どこだろうか、スノーフルじゃない気がするな…
人影が少しずつ近づいて来てる
警戒するべきか
あなた
うぅぅぅ…うぁぁ…、ぐすっ、
Sans
…?
泣いてるのか
Sans
どうしたんだ
どうしたらいいんだ、とりあえず
Sans
どうしたんだ、嫌なことでもあったのか
あなた
うぅぅ…ぐす、
…困ったな
泣き止むまで待っとくか
隣に腰掛けて待つことにした
こいつ、綺麗な顔してるな
鼻赤いし、なんか
可愛い、とか思ったことは心に閉まっておこうと思った
Sans
泣き止んだか
少し頭を撫でてやったら、
びっくりしたのかやっとこっちを見た
あなた
うぇ、なん、サンちゃん…!?
Sans
は?
俺のことか?なんで知ってる?
Sans
誰だお前さん
あなた
え、初めまして、あなたです
Sans
あぁ、オイラはサンズだ
もしかしてこいつはあれを知ってるのか
試すか
Sans
挨拶には握手だよな
あなた
! はい
ブゥゥウウウ…
あなた
…ふふ、笑
あぁ、きっとこいつはプレイヤー側なんだな
でも悪意が何も感じられない
何なんだコイツ、
それにプレイヤーに直接会ったことなんか
無いはず、なんでだろう
Sans
ブーブークッションを仕掛けておいたんだ
いつやっても面白いよな、コレ
あなた
そうだね笑
Sans
そういや、さっきはなんで泣いてたんだ
あなた
いや、別になんでもないよ!
まあ、言いたくないとこの一つや二つあるか
Sans
無理しすぎんなよ
あなた
うん、ありがとう
それから、色んな話をした。
オイラの街のこと、パピルスのこと、
扉のおばさんのこと、



オイラの世界とあなたの世界は違う場所だった
あなたの世界ではオイラはゲームキャラクターで
あなたはオイラから見たら
プレイヤー側の世界にいた。
お互い時空が違うことを再認識したり、
でも触れられること、感触があることとか、
長いようで短い時間だった
サキは、オイラが予想してたプレイヤーとは違かった
思ったよりも表情豊かで、でもどこかクールで
弱っちいくせに優しくて、あたたかい心を持っていた


いつの間にかとある部屋に、
景色が変わっていた
少しびっくりしながらも、やっぱりここは
夢の中なんだなと実感させられて
少し寂しかった
Sans
それにしても、ここはどこなんだろうな
Sans
さっきまで吹雪の中だったのに
あなた
なんかサンズの部屋と私の部屋が組み合わさってるみたいだね
Sans
そうなのか?確かにオイラの部屋には
この丸まったシーツとか
ゴミが回ってるやつあるけど
あなた
ここにゴミ箱あったりこの壁紙とか
あたしの部屋のやつだよ
Sans
お互いの記憶が混ざったりしてるからかもな
あなた
ふふ、なんかちょっと嬉しいなぁ
あなた
サンちゃんの部屋にお邪魔してるみたい
Sans
heh…なんかちょっと照れるな
あなた
あ、もう外明るくなってきてる
Sans
そろそろ夜が明けちまうな
あなた
…そろそろ起きちゃうよね
Sans
そうだな
Sans
あー、俺はサボってもいいんだけどな?
あなた
ダメでしょ!笑
Sans
heh、まぁお前さんはそうもいかないんだろ
あなた
まぁね、私学校行かなきゃだし
Sans
毎日忙しそうだな、オイラとは大違いだ
あなた
そんな事ないよ、私も学校行きたくないけどね
Sans
なんか嫌なことあるのか?
あなた
いや?勉強と通学がめんどい
Sans
ふーん、オイラと同じか?笑
あなた
同じかな?笑
Sans
…だんだん目が霞んできたな
あなた
そうだね、ーた会えーらいーね
Sans
なんだ、だんだん声が聞こえなく…




ーーー起床ーーー






また、会えたらいいな

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