第5話

4話
311
2024/06/03 08:55 更新
中島 敦
清原さんは……何故死にたいんですか?
僕は問い掛ける



普通の人は死のうなどと考える人はあまりいないから
清原
…………それは……
すると清原さんは真剣な声色で云う







清原
……趣味だからだよぉ!
中島 敦
……え
清原
いやぁ僕実は前々から自殺を試みてるんだけど……
清原
成功……しないんだ……
清原さんは考える素振りの次は突然項垂れ悲しそうに語る
清原
だから僕は思った!
清原
失敗よりも成功は難しいものだと云うのなら……
清原
自殺未遂に失敗すればいいのだ!
…………この人……頭いいのか悪いのか分からない人だ……
清原
自殺を成功させるのは難しくとも
自殺未遂を失敗するのは容易いはずなのだ
清原
つまり!自殺未遂に成りうることをし、
それに失敗すれば……
めでたく自殺に成功するのだよ!!
わかるかね!?探偵さん!
と指を指され問いかけられる
中島 敦
……ちょっと何云ってるかわかんないです……
清原
あれりゃ〜それは残念残念
泉鏡花
……動かないでって云ったでしょ
清原
もう従う必要が無いと思うのだがどうかな?
お嬢さん
と清原さんの手にはいつの間にか鏡花ちゃんの小刀が
泉鏡花
っ………!いつの間に……
鏡花ちゃんは清原さんから手を離し、後ろへ下がる
清原
んー……いい小刀だねぇ
ちゃんと手入れが行き届いていてとても鋭そうだ
清原
でも……いや、なんでもないや
清原
とりあえずこいつをどうしようか〜
と清原さんは犯人を指指して僕の方を向く
中島 敦
とりあえず警察を呼べば
いいんじゃないですかね……?
清原
え〜……
清原
…………面倒だから後のことは頼んだー!
そう云った瞬間清原さんは霧のように消えた
中島 敦
……消えた……
泉鏡花
敦、これ……
すると鏡花ちゃんは走って僕の元へ来て手元を見せる
中島 敦
……封筒?
鏡花ちゃんの手元には封筒があり、その封筒には
「武装探偵社様へ」と文字が書いてある
泉鏡花
あの人が消えた瞬間、
入れ替わるように私の手元にあった
中島 敦
中身はなんだろ?
泉鏡花
危ないものかもしれない
中島 敦
んー……多分大丈夫じゃないかな……?
何となく僕は清原さんが
無闇に人を傷つける人じゃないように感じる
現に犯人は無傷、
それに清原さん自身から殺気は感じられなかった
何故か固まってはいるけど……
とりあえず僕は封筒を受け取り、中の物を取り出してみる
中島 敦
え、あ、は、えぇ?
取り出した瞬間、僕はあまりにも腑抜けた声を出したと思う
なぜなら封筒の中に入っていたのは…………
中島 敦
……げ、現金……???
泉鏡花
手紙も入ってるよ
鏡花ちゃんが手紙を取り、内容を読む
泉鏡花
「これは依頼料だよ!探偵社の定価がどれくらいか分からなかったものだからとりあえず100万円入れといたよー!お釣りはいらないから余ったら探偵社の足しにでもしてね〜」……だって
中島 敦
ひゃ、ひゃくまん……!?
いやいや……定価が分からないからって……
ひゃ、100万円も入れるものか……!?
中島 敦
あの人……一体何者なんだ……
と僕は色々困惑したのだった……




𝐍𝐞𝐱𝐭 𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 ⬇














何故かまた作ってしまいました……
良ければ読んでくれると嬉しいです……⬇

プリ小説オーディオドラマ