第10話

9話
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2024/06/26 09:00 更新
清原
もぉ、気持ちよく眠っていたのに騒がしいなぁ



清原
君たちってばほんといつもいつも喧嘩ばかり……



目の前では異様な状況になっていた
病室で、成人男性2人が正座して
病人だろう青年が2人を叱るという図だ
清原
そして……治は何ニヤニヤしてるのさ……
太宰治
いやぁねぇ‎^^
と太宰さんはいつもより数倍機嫌が良いみたいだった
中原 中也
………………( ⩌⤚⩌)
大して隣の中原さんはムスッと表情を曇らせている
清原
それにしても……
清原さんは太宰さんをじっくり見た
太宰さんはそれに大層満足しているようだったが
次の一言でその満足感は吹き飛ぶ
清原
……無駄に背が伸びたね
太宰治
え!?無駄にって何さ無駄にって!
と云う太宰さんを放って次は中原さんをじっくり見た
清原
……それに対して中也は変わらずに
可愛いじゃないか〜
中原 中也
あ‪”‬ぁ‪”‬!?喧嘩売ってんのか!!💢
中原さんは勢いよく立ち上がり清原さんに蹴りをお見舞いする
僕はそれを見て少し焦るが
清原さんが手で軽く止めたのを見て少し安堵した
清原
相変わらずの威力……
いや、以前よりも強くなったねぇ
清原
それで……
清原さんは周りをキョロキョロとして云った
清原
なんで僕の病室にこんな人が溢れているんだい?
清原さんがそう問うと…………と無の時間が流れる
多分この場にいた誰もが思ったのは「今更か……」と一言だろう
ファンファンファン…………
と遠くからパトカーが来る音がする
パトカーの音に気づいたのか
ぺたぺたと清原さんは窓辺へと歩く
清原
相変わらずこの街は物騒だねぇ
また何処かで事件があったみたいだ
清原さんがガラガラと窓を開けるとふわりと風が病室を通る
そして誰も口を発しないこの中で清原さんは
次の瞬間誰もが想像しないことをするのだった
清原
……えーい!
その場にいる人
!??
なんと窓から飛び降りたのだった
中島 敦
清原さん!
国木田 独歩
おい!
僕と国木田さんは大慌てで窓へと行く
中原 中也
はぁ……どいてろ
すると中原さんが窓から勢いよく飛び降りた
中島 敦
えぇ!?ちょっと……!
と落ちていった中原さんに驚きながら
僕も異能を使おうかとしているとポンッと肩に手を置かれる
太宰治
大丈夫だよ、敦くん
あなたの名前は死なないし、
あの蛞蝓も忌々しいけど落ちて死にはしないし
中原 中也
誰が忌々しいって??青鯖
すると後ろから中原さんの声が聞こえてきた
中原さんを見ると空中で立っていた
中原さんが無事なのに安堵するが
肝心の清原さんが一緒にいない
太宰治
おやぁ、中也生きてたの〜
異能使わずに死ねば良かったのに〜
中原 中也
それはこっちの台詞だクソ太宰
手前こそさっさと死にやがれ!
太宰治
それで?あなたの名前は?
中原 中也
彼奴は異能使ってどっか行きやがった
はぁぁ……また一から探し直しかよ……
と中原さんは帽子を深く被ってため息をついた



𝐍𝐞𝐱𝐭 𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 ⬇

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