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第13話

12話
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2024/07/03 09:00 更新
あなた
……ねぇ福沢さん
福沢 諭吉
なんだ
あなた
福沢さんって……
今、福沢さんが社長をやっているという会社の目の前にいた
そしてその社の名前は⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯





あなた
……武装探偵社の社長なんだね
福沢 諭吉
知っているのか
あなた
いやぁ…まぁ……風の噂というか……ねぇ
福沢 諭吉
とりあえず入るぞ
ガチャッ
扉が開くとまず見えた光景は
太宰治
国木ぃ田くーん!
こんな所に虹色の草履虫がいるぞぉ〜!
バタンッ
あなた
…………本当に此処で合ってます?
福沢 諭吉
…………ああ
今、幻覚出なければ目がイッちゃってるやばい奴が居た気が……
僕はもう1度扉を開ける、一応小さく開ける
太宰治
えへへへへへへへ……
黄泉の国は目新しいものが沢山……
太宰治
おやぁ?
やばい奴とパチリと目が合ってしまった
あなた
……すみません、しつれーしました
出直すので絶対追いかけて来ないでください
バタンッ
あなた
という事で福沢さん、僕は出直すしてきまっ
いきなり首当たりをガシッと掴まれ、
先程閉めた筈の扉に引き込まれる
そして次の瞬間には首辺りに包帯のついた腕が巻かれる
太宰治
私の愛しのあなたの名前じゃあないかぁ〜
太宰治
あなたの名前も来たのかい黄泉の国〜
どうせなら私と一緒にキノコを食べて
心中して欲しかったなぁ
僕を引っ張り中へ連れ込んだ人───────
治は僕に頬擦りしながら云う
あなた
……治、僕も行ってみたいけど
此処は黄泉の国じゃないし、
僕はまだ死ねてないし、君の物でもないよ
あなた
後……他の人の目が痛いから早く離しておくれ
扉の中は武装探偵社、つまり治の同僚や仕事仲間がいる
そしてもしかするとこれから僕も此処で働く事
となるかもしれないこの場で僕は治に抱きつかれているのだ
まぁこうなればやる事はひとつ
僕は腕を思い切り後ろへと動かす
太宰治
グアッ
僕の肘は見事、治の鳩尾へと
そして治はその衝撃で僕から離した腕を僕が掴む
そうして治の身体は円を描くように綺麗に投げ出される
太宰治
ウッッ
ビタン!という大きな音を立てて治は壁に激突した
治は衝撃で目を回していた
あなた
ふぅ……扉を開けたら変な事になってるから
距離置こうと思ったのに引きづりこんで……
目を回している治の服の首元をガっと掴み引きづる
あなた
吃驚するじゃあないか
あなた
黄泉の国だかなんだか知らないけど……
とうとう君の唯一の取り柄の
頭脳も無くなってしまったのかな?
にこりと僕は微笑みながら云った
一方、微笑む僕とは反対に
恐らく探偵社員であろう人達はドン引いた目で僕と治を見ていた




𝐍𝐞𝐱𝐭 𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 ⬇

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