今、福沢さんが社長をやっているという会社の目の前にいた
そしてその社の名前は⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯
ガチャッ
扉が開くとまず見えた光景は
バタンッ
今、幻覚出なければ目がイッちゃってるやばい奴が居た気が……
僕はもう1度扉を開ける、一応小さく開ける
やばい奴とパチリと目が合ってしまった
バタンッ
いきなり首当たりをガシッと掴まれ、
先程閉めた筈の扉に引き込まれる
そして次の瞬間には首辺りに包帯のついた腕が巻かれる
僕を引っ張り中へ連れ込んだ人───────
治は僕に頬擦りしながら云う
扉の中は武装探偵社、つまり治の同僚や仕事仲間がいる
そしてもしかするとこれから僕も此処で働く事
となるかもしれないこの場で僕は治に抱きつかれているのだ
まぁこうなればやる事はひとつ
僕は腕を思い切り後ろへと動かす
僕の肘は見事、治の鳩尾へと
そして治はその衝撃で僕から離した腕を僕が掴む
そうして治の身体は円を描くように綺麗に投げ出される
ビタン!という大きな音を立てて治は壁に激突した
治は衝撃で目を回していた
目を回している治の服の首元をガっと掴み引きづる
にこりと僕は微笑みながら云った
一方、微笑む僕とは反対に
恐らく探偵社員であろう人達はドン引いた目で僕と治を見ていた
𝐍𝐞𝐱𝐭 𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 ⬇












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!