第43話

傀儡
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2026/02/28 11:06 更新






Uraume’s side







宿儺様の指を盗むにあたって羂索はまず、人材を求めた 。

私情を挟まず交換条件で簡単に動く、呪詛師を 。







人体に限らず、物作りが好きな者 。

運に頼り、姑息で卑怯な生き方をしてきたのであろう者 。







私はそれらと交渉し、計画を伝えた 。

勿論、全容でなく自が為すべき仕事のみを 。








そして、高専側からも内通者なるものも得た 。

天与呪縛を持っており、それを治すことと引き換えに

情報を此方へと流すというのだ 。








情報を持っているだけでも、十分な優位性がある 。

どうやらその者は京都校の者らしく、

同校の面々には手を出さない縛りを結んだという 。








全く、呪霊如きがそれらを守るとは到底思えない 。

真人や羂索の様子を見ている限り、

近い内に破綻するだろうな 。







話は戻るが、天元の結界は守るよりも隠すことに

特化しており、一度侵入してしまえば弱い 。







そう、一度侵入してしまえば後はいいのだ 。

それ故に侵入する際に五条悟がいるようなことは

あってはならない 。








そこで、囮に植物の呪霊や呪詛師を

高専へと突入させ、そちらに注目している間に

真人が忌庫へと侵入するという魂胆らしい 。







私の出番は呪詛師への交渉で終えたが、

一刻も早く宿儺様の御指に触れたいものだ 。







宿儺様の御遺体は、私が死んでから

天元によって飛騨の上級結界に安置されている 。







また、其方に会いに行けるのは、

羂索が天元を取り込んだ後のことだという 。







10月31日まで、残り約一ヶ月 。

あと一ヶ月も耐えれば、戻ってくるのだ 。








宿儺様も、あなたも、美しい日々も 。








千年の時をも待てたろう 。

ひと月後の高揚など、もはや間近の筈だ 。







羂索
羂索
そんな顔してどうしたんだい、裏梅

裏梅
裏梅
...少し、昂ってしまってな

羂索
羂索
ふふ、私も楽しみだよ







羂索は、未来に希望を馳せるように

どこか遠くを見つめて目を細めた 。







羂索
羂索
あの混沌の世が、また始まるんだ







___________ 夜明けは、近い 。















お久しぶりです。清宮です。
前回の更新と2ヶ月近く間が空いてしまって申し訳ございません。
模試もテストも終わったので、更新再開していく所存でございます。
不束者の作者ではありますが、これからも暖かい目で見守って頂ければ幸いです 。









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