第二十四話 最終決戦 後編
なんか消えてたから再投稿
【ゲリラ生配信のコメント欄】
💬『え……?きゅーすとがいじめ!?しかもいじめを裏で指示してたのってミサさんなの……!?』
💬『お荷物は排除しろって自分のメンバーに向かって言ったの? 最低すぎる』
💬『きゅーすとの解散を人質にして里紗ちゃんを脅すとか本当に悪魔かよ』
💬『完璧じゃないとかお荷物とか、きゅーすとにいらないメンバーなんて一人もいないよ!!』
💬『里紗ちゃんが一人で全部背負ってたの辛すぎる泣く……ウチらが全力で守るから!!』
💬『木村ミサさんってこんなかんじなんだ、』
💬『ドッキリだよね?いやそうだと信じたいけど、』
あの日、すべてを暴露された木村ミサは社会的に完全に失脚し、事務所を永久追放された。新しく就任したプロデューサーの元、きゅーすとは絶大な人気を誇るトップアイドルへと駆け上がっていた。
―満員のドーム会場に響き渡る、地鳴りのような大歓声。ピンク、赤、青、水色、紫、ミントグリーン、黄、白、オレンジのカラフルなペンライトの光が、ステージの上を美しく照らしていく。歌い終わり、客席に向かって深く一礼した私たちは、熱気の冷めやらない楽屋へと戻ってきた
えみるが箱を開けると、そこには1年前、ミサの命令で捨てられてしまったあの化粧道具入れと全く同じ、でも少しだけキラキラした飾りが増えた、世界に一つだけの新しい化粧道具入れが入っていた
床にひざまずくようにして、涙を流しながら本当の許しを請うみんなの姿。そんな中、楽屋の隅で、可奈が一人で俯いている彩乃の前に、静かに歩み寄った
2人が涙を流して抱き合った、まさにその瞬間だった。ガタガタガタッ!!!と楽屋のドアが勢いよく開き、クラッカーの音がパーン!と鳴り響いた
泣きじゃくる彩乃の周りに、えみる、ぱるたん、愛花、なぎさ、そしてあなたの下の名前たちが爆笑しながら集まり、みんなで彼女を優しく抱きしめる
えみるは新しい化粧道具入れを愛おしそうに胸に抱きしめ、あなたの下の名前の手を、そして8人全員の手を強く、強く握りしめた。楽屋の闇でのいじめをすべて乗り越え、私たちは本物の、完璧な『きゅーすと』として生まれ変わったのだ
世界中で一番かわいいステージの上で、私たちはいつまでも、大好きな君の手を握りしめ続ける――。
『私のグループにはいじめっ子がいます』
【復讐GOOD END 完――】










編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。