賑やかな声が聞こえる。
ここは磨我たちが暮らす街【アルカリア】。
石畳の道には多くの磨我が行き交い、商店街は今日も活気が溢れていた。
イゾレはそんな商店街を友達のマリスと歩いていた。
手には先程購入したチョコチップパン。
焼きたてでとても美味しそう。
イゾレがそう言うと、マリスは大きく頷いた。
即答だった。
マリスは胸を張る。
マリスは満足そうに頷いた。
そしてふとイゾレの持つパンを見る。
そんな他愛ない会話をしていた
その時だった。
\\\ ドオォォォォン!!!! ///
突然、大きな爆発音が街中へ響いた。
周囲が騒がしくなる。
イゾレとマリスは音のした方向へ視線を向けた。
そして。
イゾレの表情が固まる。
そこにいたのは。
巨大な魔禍だった。
建物を破壊しながら暴れ回っている。
このままでは被害が広がる。
マリスが嫌そうな声を漏らした。
そう。
マリスは魔禍討伐部隊の隊員なのだ。
魔禍が現れた以上、向かわなければならない。
マリスは大きなため息をつきながら言った。
そう言ってマリスは駆け出して行った。
イゾレは少し離れた場所から様子を見る。
魔禍討伐部隊。
街を守るための存在。
危険な仕事だけれど、少し憧れがあった。
遠くでマリスが武器を振るう。
やっぱり格好いい。
そう思った時だった。
マリスの焦った声が聞こえた。
気づいた時には遅かった。
魔禍がこちらへ向かってきている。
イゾレは驚いて尻もちをついた。
近い。
近すぎる。
どうすれば……。
何か……
何か抵抗できるもの…
辺りを見渡す。
そして。
1本の剣を見つけた。
反射的に剣を手に取り振るう。
次の瞬間。
ズバッ……
魔禍は真っ二つになった。
イゾレは固まった。
倒せた。
あまりにもあったりと。
しばらくしてマリスが駆け寄ってきた。
その顔は驚愕に染まっていた。
マリスは頭を抱えた。
マリスはイゾレの肩を掴んだ。
マリスは目を輝かせる。
翌日
コンコン
イゾレの住んでいるアパートの扉が叩かれた。
嫌々ながらにイゾレは扉を開けた。
そこには
元気いっぱいのマリスがいた。
全然大丈夫そうではない。
そして半ば強引に連れてこられた先は───
魔禍討伐部隊本部。
案内された部屋の奥には隊長らしき人物が座っていた。
その人物はイゾレを見て口を開いた。
アルカリア中に響きそうな叫び声が本部へ響き渡った。
あとがきです。
初めての小説……いかがでしたでしょうか。
初めてにしては頑張った方だと思います。
あと街の名前。
スペインの地方名とは全く関係ありません。
そもそもスペインにアルカリアという
地方名があることを命名した後に知りました。
次回の更新は来週25日を予定しております。
それでは
閲覧いただきありがとうございました!
おまけの立ち絵。

ちなみに
マリスちゃんのモチーフは赤ずきんです。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!