第21話

018.
225
2026/08/25 06:49 更新

























takehusa
 あ 、これおすすめ 
あなた
 ほんとですか !? 食べなきゃ … 






      久保選手に " 一緒に食べよう " と
      言われてから 、数十分 。







      久保選手には敬語を外して貰ったが
      流石に私が外す訳にはいかないので
      つられそうになっても何とか頑張って
      敬語にしている 。







takehusa
 ねー 、あなたの下の名前さんも敬語外してよ 
あなた
 ダメです 
takehusa
 なんで 
あなた
 私と久保選手はなんと言うか … 
 住む世界が違いますので
takehusa
 いや 、一緒でしょ 今も一緒にご飯 
 食べてるし
あなた
 そういう事じゃありません !!! 






      とにかく絶対に敬語を外す訳には
      いかないので 、なるべく注意して
      話す 。








      久保選手とやいのやいのしていると
      また誰か来た 。





ritsu
 え 、めっちゃ美味そうやん !!! 
Ayase
 俺らも混ぜて ーーー 






      堂安選手 と 上田選手 だ 。

      上田選手とは喋ったことはないが私の
      いるところに来て大丈夫なのだろうか 。







      すると上田選手と目が合って 、
      あちらが にこっ と微笑んでくれる 。




Ayase
 水瀬さんですよね ? 丁度律と 
 喋ってたんですよ
あなた
 そ 、そうです 初めまして … !! 
Ayase
 初めまして 、ぜひ仲良くしてください 
あなた
 はい 、こちらこそ !! 





      暖かい雰囲気で話してくれる上田
      選手に ほっ としながらも 、選手
      たちとの程良い距離感を保てている
      か不安になる 。




ritsu
 綺世だけずるいわ 、俺も混ぜて !! 
takehusa
 てか俺が最初あなたの下の名前さんとご飯 
 食べてたのに
Ayase
 いいじゃん別に 






      これは一体何の会話なのだろうか 。
      3人が楽しくお喋りできているなら
      何だっていいけれど 。




      するとまたまた人が増えて来た 。





 junya
 俺も入れてよ 
takehusa
 純也さんじゃないすか 
Ayase
 なんか珍しい 、純也くんが自分から 
 こっち来るの








      伊東選手が
     「 俺の事何だと思ってんの  」
      と言い 、周りにいじられている 。







 junya
 敬斗がどうしてもこっち来たいって 
 言うから仕方なく着いてきただけ





      思わず目を見開く 。今 伊東選手
      は何と言ったのだろう 。




keito
 ちょ 、純也くん余計な事言わなくて 
 いいから !!! 





      ふと 、伊東選手の隣を見ると
      耳を赤くして焦っている敬斗の姿が 。




      人が多くて気づかなかった 。
      ( なんかごめんなさい )




あなた
 ( てかなんでこっち来たの … !? ) 






      ほんとに疑問しか出てこない 。
      こんな嘘つき女に近ずく理由なんて
      一つも無い筈だ 。

      寧ろ 、近ずきたく無いのでは ?






      私の頭の中はハテナでいっぱいに 。




keito
 あの 、さ 
あなた
 わ 、私トイレ行ってきますね !! 





      彼が私に声をかけようとした瞬間 、
      私は勢いよく席を立ち上がり
      食堂を後にした 。



あなた
 勢い余って出てきちゃった … 






      さっき探検してたとはいえ 、そんな
      に中までは見ていなかったので私が
      トイレの場所を知ってる訳が無い 。






      勿論トイレに行きたいというのは
      嘘だが 、ここで行っておかないと怪し
      まれてしまう 。





あなた
 あー 、もうどうしよ !? 
 



keito
 びっっっ 、くりした … 
 急に叫ばないでよ
あなた
 だって仕方ないじゃん トイレの場所 
 もわかんない 、し … 

あなた
 … え ? 






      あまりにもトイレ探しに夢中に
      なっていたからか 、隣に人が来て
      いたなんてわからなかった 。

      しかも 、この人が原因で逃げて
      来たのに 。

      




あなた
 な 、なんでここに 
keito
 ちょっと様子おかしかったから何か
 あったのかなって思ったんだけど … 







      はい 、大アリです 。今だって 
      物凄くピンチなんですよ
      だって貴方が居るんだもの 。





あなた
 … 心配してくれてありがとね ! 





      私が居ても気まずくないのだろうか 。
      というか 、全然気にしてなさそう
      な雰囲気 …





      そんな事を考えると 、なぜか胸が
      痛む 。別に敬斗が気にしていない
      のなら私の望んだ未来になっている 。








      けれど何故 、私はこんなにも悲しく
      なっているんだろう 。




keito
 トイレならそこの角すぐ 
 曲がって右に … 
あなた
 そ 、そうなんだ ありがとう !! 




      彼が言い切る前に 、敬斗から聞いた
      案内を元に走ってその場所を去った 。




      申し訳ないが 、このまま一緒に居る
      のは少し気が引ける 。






      私はずきずきと痛むこの胸の痛みを
      無視して 、この場を去った 。





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