第20話

大切にしたいモノ
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2026/03/16 08:50 更新
あなた
戻ったぞー
リ・メイシェン
格闘ゲーム楽しかったねー!
太宰治
中々の腕前だね
あなた
楽しかったか?
リ・メイシェン
うん!
「じゃ帰るかー」と言って帰ろうとした時、ガキが言った。
太宰治
ねぇ、その紙袋何?
あなた
…はぁ、何で今言うかねぇ
リ・メイシェン
なになにー?
あなた
ライターと耳飾り
本来アタシが帰り道に2人に渡そうとしてた物だ。
太宰治
耳飾りはメイシェンの?
あなた
そ、穴空いてるし丁度いいかなって
リ・メイシェン
いいの?
あなた
助けてもらったからな
リ・メイシェン
ありがとう、あなたのコードネームちゃん。
珍しくメイシェンの馬鹿が静かに礼を言った。
いや本当に珍しい。
あなた
ほら、さっさと帰るぞ
リ・メイシェン
はーい!
太宰治
分かったよ


途中までメイシェンと一緒に帰っていたが、急用が入ったらしくメイシェンは何処かへ行った。
こんな日にも呼び出しとか、可哀想なやつ。


太宰治
ねぇ、なんで僕へのプレゼントがライターなの?
暫く無言で歩いていると、ガキが聞いてきた。
理由分かってるクセにコイツ…
あなた
教えねぇ
太宰治
…またくすぐるよ
あなた
捕まらなけりゃいいんだよ
太宰治
寝込みを襲えばいける
あなた
そんな度胸あるならやってみろ
太宰治
言質取ったからね
あなた
お前なぁ…


くだらない話をして家に帰る。
ガキを拾うまで、こんなくだらねぇ話で笑ったことがなかった。



















江戸川乱歩
今近くにいる人を大切にしなきゃ駄目だよ



ふと、糸目チビが言ったことを思い出す。



あぁ、そうか













コレガキか、アタシが大切にすべきモノは。






あなた
ふはっ!そっか





理解した途端、笑いが込み上げてきた。
まさかアタシが大切にしたいモノがガキとはなぁ
太宰治
何急に笑ってるの?気持ち悪い





あなた
なぁガキ
太宰治
なに



あなた
できるだけ長生きしろよ



ガキは一瞬目を見開いたが、直ぐにいつもの呆れ顔に戻った。
太宰治
はぁ?君とうとう頭可笑しくなった?
あなた
相変わらずの憎まれ口だなテメェ








太宰side
「ボスの所行ってくる」と言って、アイツはアバズレと僕を2人にした。
僕がアバズレの所に行くとか少しは考えないのか?まったく。
太宰治
ボスの何がいいんだか
アバズレ
本当にね
アバズレの言葉に少し引っかかった。
太宰治
君ボスを狙ってるんじゃなかったの?
アバズレ
狙う訳ないでしょ、あんな恐ろしい男
どういうことだ?アイツはアバズレがボスに色目を使うのが気に食わないと言っていた筈だけど。
アバズレ
ワンちゃんが私がボスに色目使ってるって言ってたけど、アレは単なる誤解
アバズレ
ボスを狙う物好きなんて、ワンちゃんぐらいよ
太宰治
じゃなんでアイツは君がボスに色目使ってるって誤解してるの?
アバズレ
初めてワンちゃんに会った時愛想よく「よろしくね♡」って言ったからじゃない?
太宰治
それで誤解する筈ないでしょ
アバズレ
小さい頃のワンちゃんはそう思ったんでしょ
太宰治
小さい頃?
そう言えば、この2人はいつからの付き合いなんだ?
アバズレ
そう。ワンちゃんがアンタよりももっと小さい頃に、私と会ったの
太宰治
…へぇ?
らむ
らむ
らむです
らむ
らむ
今日は高校の合格者説明会と学力診断テストがありました
らむ
らむ
国語めっちゃ自信あるわ👍

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