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第1話

夕暮れの教室、さよならの声
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2025/10/19 11:42 更新

放課後のチャイムが鳴り終わって、教室にはオレンジ色の夕日が差し込んでいた。
黒板のチョークの粉がまだ空気に溶けていて、静かすぎるこの空間に、わたしの心臓の音だけが大きく響く。

あなた
先輩、少し…いいですか?
振り返ったマーク先輩は、汗の残るバスケ部のジャージ姿。
窓の光を浴びて笑うその横顔に、何度恋をしたか分からない。
🐯
どうしたの?
声が優しい。それだけで、胸が痛くなる。
あなた
わたし、先輩のことが……ずっと、好きでした
言い終わった瞬間、夕日が沈むみたいに視界が揺れた。マーク先輩の瞳がわたしを捉えて、すぐに少しだけ悲しそうに細められる。
🐯
……ごめん。俺他に好きな人がいるんだ
だからあなたの下の名前とは付き合えない
優しい声なのに、世界で一番残酷だった。

笑おうとして、唇が震えた。
「ですよね。急にすみませんでした……忘れてください」と言って、頭を下げた。
涙は見せたくなくて、教室を飛び出した。



廊下の光はもう白くて、夕日の温度はどこにもなかった。
走って、階段の踊り場で立ち止まった。俯いたまま、溢れそうな涙を必死でこらえる。
🐰
あなたの下の名前?
ふいに声がして、顔を上げるとジェミンがいた。
放送部の帰りらしく、ヘッドホンを首にかけたまま、心配そうに見つめてくる。
🐰
どうしたの?泣きそうじゃん
その一言で、こらえていたものが崩れて、視界が滲んだ。
あなた
……なんでもないよ
強がった声。
だけどジェミンは少し近づいて、眉を下げたまま小さく笑う。
🐰
俺に嘘つくの、下手すぎ
その優しさが、今はただ痛かった。















マークのもテヨンのも書き終わってないのにジェミンとの小説書き始めてしまった……
これから頑張って小説書いていこうと思うのでよろしくお願いします🙇‍♀️🙇‍♀️

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