
リクエストありがとうございました !!
現在 、 わたしは彼のシャツを着ている 。
別に変態とかそういう訳ではなくて …… !!!
それに 、 私は彼と付き合っているから 、
着ても問題はない … はず
彼のシャツはとても暖かくて 、 眠くなってしまう 。
でも寝ちゃダメだ … これは 、 彼には絶対に
バレたくない 。
最近彼は 、 スバルさんとたくさん交流を築いたり 、
色んなところに行っていたりと 、 なかなか
ふたりで会う機会が少ない 。
だからその寂しさを少しでも埋めるために 、
彼の匂いのついている服を 、 着ているのだが …
そんな可愛げのない思想 、 彼にだけは
絶対に知られたくない 。
あと2分ほどしたら 、 着替えようと思う 。
ただ 、 残りの2分だけは彼の服を堪能したい 。
もう 、 しっかりと一緒に話すのは1ヶ月近く
していないのだから 。
その時 、 部屋のドアが開いた 。
彼は 、 凄く驚いたような表情をしながら 、
こちらへ近付いてきた 。
頭が混乱した 。
どうして彼がここに ??
それよりこの格好をどう話せばいいの ?
わたしの心は 、 不安と恐怖で苦しかった 。
彼は 、 小さくため息をついた 。
それがどうにも 、 失望されてしまったように感じ 、
わたしは混乱する頭の中で必死に言葉を零した 。
彼に言われて気がつく 。
私の頬には 、 いつの間にか涙が滲んでいた 。
何を言われるのだろう … 怒ってないとはいえ 、
少なくとも何か一つは文句を言われるはず 。
可愛い …… かわいい ……
Kawaii …
その言葉を理解するのに 、 およそ1分ほど
かかってしまった 。
だって勝手に自分の服を着てるなんて 、 普通
怒られたって仕方ないぐらいなのに 。
突然の彼の言葉に 、 驚いたし 、
恥ずかしくて顔が紅潮するのがわかる 。
と一言言うと 、 彼は私に口付けをした 。
彼から口付けをしてくれるなんて 、 片手で数えられる
くらいしか無かったし 、 そもそも接吻に慣れて
いないから 、 今 、 恥ずかしさの骨頂だと思う 。
と考えていると 、 そっと離れていく彼の唇 。
それと同時に私は彼に言葉を投げる 。
少し落ち込んでいるような表情で 、
悲しそうな声で言われると 、 どうにも罪悪感がある 。
少し口角を上げて 、 笑うように見てくる彼 。
接吻だけでは済ませない … ということは 、
この後何をするのか 、 だいたい予測できてしまった 。
安心できるか !!!!!! とは思ったけど 、
たまには悪くない … かもしれないと思った 。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。