「これだから、こうなんだ」
「兄さんすごい!もっと教えて?」
「ごめん。今日はここまでだ」
「え~わかったぁ…」
「ふふふ。また明日な」
バサ
今日はあいつかよ…
「ほんとにもう…」
なんか今日は体がだるい…熱があるのだろうか?でもそんなことで休むわけにはいかないな…
「おはようございます」
「エミさん!今日は食べるよな!」
ほんとにこの人は…昨日のことで懲りていないのだろうか。まぁ今お腹はすいているし…
「食べますよ」
「お!!ほら食べろ!!」ニコォ
ーーー
「ごちそうさまです」
「結構食べたなぁ」
「いつもより量少なかったですね」
「昨日怒られたからな…」
そういうことか。体調が悪い私にとってはとてもうれしい
「私は仕事をしますね」
「おーう!おれも仕事せな」
フラフラする…まずい、倒れ…
「おっと、危なっ」
「エミさん、大丈夫か?」
「あ、すいません。すこしつまずいて…」
「気を付けろよ」
「はい」
熱のことはばれてないっぽい…良かった…早く仕事を終わらせて休もう
「書類もらいに来ました」
「あ、もうこないだ渡した分おわったん?すごいなぁ」
「いえ、当然です」
「ほい、次の分。結構多いから出すのは一週間後でええよ」
「はい」
一週間もかからないだろう
「あと、今日の会議忘れないようにな」
そうだ。20時から会議だ
「わかりました」
とりあえず仕事をしよう…
「一週間後で良いって言ってたけど…早く終わらせたい」
こんな日に限って仕事の量も多いし会議もある…ついてないな…
「早く終わらさなければ…」
ーーー
「つかれた…」
体調悪化したかも…四時間もかかった…のに半分だ
「さすがに今日は昼ご飯食べないと…」
「ゾムさんは…」
あれ?いない…
「あ、シャオロンさん」
「なんや?」
「ゾムさんは?」
「任務らしいで~」
「そうなんですね」
なぜ彼のことが気になったんだろうか…わからない
「食べよ…」
ーーー
「仕事しないと…」
あと四時間はかかるかな…今は1時だから終わるのは五時か。だったら少しは休めるかな…
「がんばろ」
~四時間後~
「おわった…」
あと一時間ぐらいは休める…かな…
あ、今日は会議だから夕食は遅くなるのか
「なら二時間はやすめるな…」
クラクラする…ほんとに悪化してるな…
「ねなきゃ…」
コンコンコン
「はい…」
「鬱や~」
「なんでしょうか」
「体動かしたいから付き合ってや」
最悪だ。休めないじゃないか…断るわけにもいかないし…
「わかりました。」
ーーー
「はぁっ、はぁっ、」
つかれた…ほんとにもう動けない…会議まであと30分…
「最悪だ…」
「とりあえず部屋に行かなきゃ…」
息が熱い…くらくらする。ダメだ、これは…
「休むわけには…いかない。」
部屋だ…少しでも良いから休もう…
「ふぅ…」
ーーー
「もうそろそろか…」
視界がぐらぐらしていて頭が熱い。だがもう会議の時間だ
~移動~
「お、エミさん時間ちょうどええやん」
「しっかり者やな」
「あれ…トントンさんとひらんらんさんとオスマンさんしかいないんですね…」
「みんな時間ギリギリかすぎてから来るからな。新人が10分前に来るなんて初めてや」
常識だろう…
「どうも…」
「きたで~」
「お、エミさんおるやん!昼はいけんくてごめんな!」
「いえ…」
ーーー
「よし、全員集まったな…グルさん頼む」
「うむ。みな、さっそくだが戦争をする」
「はぁ?いきなりすぎやろ」
「最近A国ともめていてな…戦争をすることになった」
A国……?
「………」
「エミさんどうしたん?顔あおいで?」
「いっ、いえ、なんでもありません…」
A国…母国と戦争…?
「エーミール」
「は、はい!」
「どうした?」
「なんでもないです…」
「話してくれんか?」
「……実は、私はA国出身なんです…」
「そうなんか!?」
「母国と戦争かぁ~」
「はぇ~」
「それだけではないだろう?あと二つくらい隠してることがあるな?」
ばれて…る?
「ないですよ、何も」
「……話したくないなら良い。作戦を立てる。まずこの地点から……」
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。