第49話

Epilogue
242
2023/05/03 15:00
No side




『あなたー!もともと美人だからほんとに綺麗…。』



『先輩感激。』



『四字熟語ですか?』



『木兎たちは赤葦のとこ行ってるらしいよ。』



『そろそろくるんじゃない?』




コンコン




『お、噂をすれば。』





『あなた!!』



『木兎さんうるさいです。』





そう言う彼に見惚れる彼女。



その視線に気づいたのか、彼女へと視線を投げかける彼。





『あなた、やっぱりそれが綺麗だね。』



いつかのような優しくて甘い微笑みを浮かべる彼。




『京治も似合ってるよ。』



やられっぱなしの彼女ではなくなったらしい。


いつかのような精一杯の笑顔を向ける彼女。














「新郎新婦、この先どんなことがあっても、2人で幸せな家庭を築くことを誓いますか?」



『『はい、誓います。』』






顔を見合わせて幸せそうに微笑む2人は、今この瞬間、この世界の誰よりも幸せな2人だろう。



真っ白な式場の中、あの日と同じ言葉で誓う。








どんなに辛くても、悲しくても、


2人で支え合って生きていこう。





たくさんの幸せと喜びを、


2人で分かち合って生きていこう。









最初で最後の彼女の初恋は、2人の生涯が閉じるまで。



その瞬間までずっと、ずっと、続いていくだろう。






これからの未来を、2人で。



そしていつか2人が繋いだ命と共に幸せな未来を。







『愛してる』



愛の言葉を紡いで、伝えて、繋げて。







これからもずっと_____________





















_____“初恋相手は、赤葦くん。” 完














〈作者から〉



まずはここまで読んでくださった皆さん。

本当にありがとうございました!



毎日更新したら♡をくださったり、日に日に増えていく♡がすごく嬉しくて、それがこの小説を書くにあたって1番の原動力になっていたことは間違いありません!



また、コメントをくださって、応援してくださったり、楽しみにしてくださったり、宣伝してくださったり、本当に嬉しかったです。ありがとうございました!







また、この作品はこれで完結とさせていただきますが、まだ春高やその他学校の行事など、いろいろ書き足りない部分もあります。



なので次からはまず春高編、それが終わってから番外編と言う形で皆さんのリクエストなどお受けしたいなと思っています…!


なので、よければどんどんコメントしてください!








ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございました!



2023/05/04 じゅり




こちら次回作です!よければぜひ!!



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