第34話

過去話 episode3
69
2023/09/05 11:41
"Unbroken Hope"は壊れない  。






ボクは すぐさま 上層幹部へと 上り詰めた 。

……まぁ , Raysさんと仲良いし 創立者だし 早いのは当たり前だけれど




毎日欠かさず 徘徊し 訓練を行う 。




厳しい訓練を乗り越えるボク , そんなボクを見ていた他の奴らは 次々と挫折してい ッ た




何故 , 挫折してしまったのだろう ?







簡単だ , 謎の生物達が怖いから



徘徊している時 , 彼らは怯えていた 。




…………怯えるのは当たり前だ , 生体も何も分からない 生物に 攻撃をし倒す …… 。


何をされるか分からない相手に , 攻撃を仕掛けるのだから … 恐れていて当然だ



…………怯えた彼らは 辞めていった 。


自分の意思で入ったはずの Unbroken Hope を




自分の意思で 抜けていった。




ボクは思ってしまった ,


_______何故 この組織に入ったのか …… と ,







怖いなら 最初から入らなければいい 。



姿を誰しも見ているのだから 分かるだろう



怖いという 感情ぐらい 。





…………言ったはずだ ,




この組織に入るにあたり 命の保証はない …… と



それでもこの組織に入る 【覚悟】 はあるのかと







組織に入って抜けていった彼らは 誰しも












"YES"





と答えた 。








……あぁ , 情けない 。



面接の時点で 言ったはずなのに





この組織に入るのは 命を散らす覚悟ができているもの だけだと ,






…………強がって入る組織では無い 。







Unbroken Hope は 人類の最後の希望 なのだ








世界中の人たちから期待されている …… 組織なのだから 。









強がって入る組織では無いことは 明白だろう 。















人間は , その立場になって行動しないと 本当の気持ちが分からないものだ 。







ボクは 見てきた 。
そのような奴らたちを この目で …… 。













ボクは 朽ちていった仲間を 何人も見てきた 。




同期 , 後輩 ………………







しかし 死んでしまった彼らは 勇敢に戦い 朽ち果てた 。





最後まで諦めず , 逃げずに 人類へ貢献しようと もがいていた 。









_______そんな彼らの死は 美しかった 。














人類の為に 自分の命を捨てでも貢献しようとする その純白な心 ,




ボクは そんな純白な心の持ち主の 死を なんども見てきたが …… どの人達も 綺麗に朽ち果てていた 。











あぁ …… , 実に素敵だった 。






彼らは 笑顔になったり 涙を零しくちていた 。





……彼らの心では , 何か思いがあったのだろうな 。





………………ボクは , そんな朽ちてしまった仲間達の分まで 生き続ける 。








そして , なんとしてでも 謎の生物達が 何者なのかを 解明する 。








誓ったんだ , "彼" と 。








あの月夜が輝き , 流れ星が 降り注いだ あの日 。



















________彼は , ボクにこう言った 。



























〔もし俺が死んだら , お前は 後追いせず 謎の生物達の正体を 世界の為に 解明してくれ〕













________わかってるよ , "???" 必ず君との誓いは守るから 。 だから どうか






















yuzukiti
罪だらけのボクを どうか許して  ……  。

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