第2話

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2025/06/08 12:56 更新













自室に戻ると〇〇はすぐに体重計に乗った


目盛りが示す数字が〇〇の価値を決めるように思えた




少しでも数字が減っているとその日は最高の気分で眠りにつけた

逆に、少しでも増えていると翌日の練習はいつも以上に自分を追い込んだ











睡眠時間は短くなり集中力も続かなくなることが増えた



それでも〇〇は自分の異変を隠し通そうとした


パフォーマンス中はいつものように笑顔を貼り付け全身を使って踊った







しかし、鏡に映る自分の顔は日に日に生気を失っていくように見えた
















ある日の深夜〇〇はキッチンで水を飲んでいた


空腹感が限界に達し胃が悲鳴を上げている

しかし、冷蔵庫を開ける気にはなれなかった





その時、背後から優しい声が聞こえた

「〇〇?どうした、こんな時間に」

振り返るとそこにいたのは珍しく心配そうな色を浮かべたウジヒョンだった





〇〇は咄嗟にグラスを置いた

「ウジヒョン……眠れなくて、喉が渇いちゃって」


絞り出すような声だった











ウジヒョンは〇〇の顔をじっと見つめ、その細くなった顎のラインを指先でなぞった





「お前、最近飯食ってるか?」






その言葉に〇〇の心臓は大きく跳ねた


見抜かれている

バレてしまう






「食べてますよ。ちゃんと」







そう答える声は自分でも驚くほど震えていた

ウジヒョンは何も言わずただ〇〇の目を真っ直ぐに見つめていた

その視線に〇〇はたまらなく居心地の悪さを感じた




「何かあったら話せよ。俺たちは〇〇ヒョンなんだから」


そう言ってウジヒョンは〇〇の肩を軽く叩き自室へと戻っていった








彼の背中を見送りながら〇〇はキッチンに一人残された






胃の痛みよりも心の奥底で疼く不安の方が大きかった


このままではいけない



でも、どうすれば良いのか分からなかった




















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