第3話

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2024/05/05 13:46
中島










遠くからゆうせいくんの声がした

夢かな、僕のこと呼んでる気もするけど聞き間違いな気もする

なんでもいいけどとにかくしんどい





ゆうせいくん









なんか言ってるけど目が開かん
あー夢じゃなさそう、1人じゃなくてよかった








ふわっと体が揺れた。

温かくて大きな手が背中に乗る、ゆっくり撫でられてる感覚がきもちいい。



体が痛くて、重くて、子どもみたいに泣きじゃくりたくなるようなつらさ。




勇征「どこがしんどい?」





そんなんぜんぶですよ



って言いたくてもうまく口が動かなくて。

そしたらベッドが揺れて、さっきまで触れていた温もりがなくなった。





まって、行かんといてってば、







あー、また1人やん。

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