第14話

罠にかかった彼
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2021/05/26 11:48
一週間がたち渋谷駅で紘汰を待っている




正直言って、遅い




もう五分も待ってるんだよ!
これだと、見せつけられないじゃん
石田 紘汰
お、おーい
今回は結構早めに来たぞ
前日に私が忘れた一式を着込んでやってきた紘汰
(名前)
遅い、五分遅刻
石田 紘汰
いや、五分は遅刻に入らないだろ
入るに決まってるでしょうが



じゃあ学校の授業で五分遅れたら五分は遅刻に入るって先生に言えるのか?!



いや、怒鳴るのはやめておこう、一応駅だし
(名前)
まぁいいやわたる早く行こうよ
石田 紘汰
え、あ、うんそうだな
なに、キョドってるのよ



昨日打ち合わせしたのに、
紘汰には迷惑かけられないから




彼は渉に改名しました
なるべく自然に品川くんが通っている塾についた


今日はほんとうはデートらしきものをしたくて(高感度を上げるために)誘ったんだけど塾があるからと断られた




それがここの塾



品川くんが出てきたのはもう知ってるから、通り過ぎれば少しは疑問を持ってくれるでしょう



と願ってる
(名前)
紘汰、話してる時なるべく私の名前を呼んで
石田 紘汰
お、おう?



























やっと塾が終わったー!
今日は高橋さんの誘い断っちゃったからな



今度僕から誘ってみようかな、そんなことを考えながら駅までの道を少しばかり急ぎ目に歩いた



歩いていると仲良さそうなカップルが歩いてきた、男の人の方は大人っぽくて僕も合う言う人になりたいって思った



女の人は高橋さんによくにた人だった



声も背の高さも
石田 紘汰
それでさーあなたがさー
やっぱり名前も一緒だ、お友達かな
(名前)
それは言わない約束じゃん
でもくっついたりしてる、僕よりも近い



羨ましい、友達以上恋人未満?


石田 紘汰
うわ、あのこかわいー
(名前)
ちょっと、今はデート中なんだから私のことだけ見てよ!
デート?僕とはまだ一回もしたことないじゃないか




気づけば僕は二人の後ろを付けていた




今すぐスマホで高橋さんか確認したいのに、体がそれを拒むように手が動いてくれない




足だけがずっと二人を追いかけてる
二人はカフェに入っていた




僕も吸いこまれるように入ってしまった




カフェ全体がほとんどカップル僕のような一人で来る人は少なかった



どうやら新作でカップルしか食べれないパフェあるそうだ




そうか、きっと高橋さんはこれが食べたいんだ
僕のメニューを見ながら小さなパフェと飲み物を頼んで二人の様子を見てみると




やっぱりカップル限定のやつを頼んでた




あと、見たくないものを見てしまった



高橋さんが男にパフェをあーんと上げてたのだ




しかもき、キスをその後して

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