第48話

48 ウォニョンの最期
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2025/12/07 02:40 更新
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第48話:ウォニョンの最期

瓦礫の舞う空間。



ユジンとウォニョンの激しい衝突の余波が、まるで嵐のように吹き荒れていた。



ユジン
っ!はぁ…はぁ…はぁ...
 肩を上下させながら、ユジンが拳を構える。

ウォニョン
どうしたの?それでも“守る”って言ったんじゃなかったの?

ウォニョンが、血の滲んだ唇で挑発的に笑う。

ウォニョン
あなたの下の名前はね、私のために泣いたのよ。あの夜…震えて、私の腕の中で


その言葉に、ユジンの瞳が揺れる。


けれどすぐに――


ユジン
それでも、あなたの下の名前の意思はウォニョンあんたのものじゃない!

その一撃がウォニョンを吹き飛ばす。

しかし、ウォニョンは立ち上がる。倒れない。

ウォニョン
あなたの下の名前を“取られる”くらいなら、もう全部何もかも壊してやる…!


その叫びに、空気が凍りついた。


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そんな中、あなたの下の名前は――仲間たちの背後で、震えながらも立ち上がっていた。
見てるだけじゃダメだって、やっと、思えた。

あなた
やめて…もうやめて!!お願い...やめてよ......

あなたの下の名前の声が、空気を切り裂いた。

あなた
私は…誰の“もの”にもならない!ユジンも、ウォニョンも…全部、私が決める!

その瞬間、すべてが静止した。

戦っていた者も、見守っていた仲間たちも

――あなたの下の名前の瞳を見つめた。


あなた
私は…もう誰かに守られるだけの存在じゃない。自分の気持ちで、自分の未来を選ぶ!!

あなたの下の名前は震える足を前に出す。

ユジンの横を通り過ぎて、ウォニョンの方へ歩いていく。

あなた
ウォニョン…ありがとう。助けてくれた時も、優しくしてくれた時も、全部…嘘じゃなかったって、信じたい

あなたの下の名前は微笑んだ。
あなた
でもね、それでも――
あなたの隣にはもう、いられない

ウォニョンの目が揺れ、

あなたの下の名前の肩を掴んだ
ウォニョン
……どうして?あなたの下の名前だって私の事頼りにしてたでしょ…?
あなた
それは、“閉じ込められてた私”が感じたぬくもりだったから。
でも、今の私は――もう、外の世界に戻る勇気がある


ウォニョンの目から、初めて一粒の涙が零れた。

それは怒りでも、憎しみでもない

――ただ、純粋な“喪失”の涙だった。


レイ
撤退しましょう…

レイが小さく言うと、ユリ、チェウォン、ヘウォンたちもあなたの下の名前の周囲を守りながら後退を始めた。

あなたの下の名前は振り返らなかった。
でも、あの瞬間、誰よりもウォニョンの想いを受け止めていた。


館を後にする一行の中で、ユジンがそっと問う。

ユジン
本当に、よかったの?

あなたの下の名前は――静かにうなずいた。
あなた
うん。今の私は、“誰かのもの”じゃない。“私”として、ここにいる

その笑顔は、少し泣きそうで、でもとても綺麗だった。


次回――

第49話:好きって言わなきゃよかったのかな

ウォニョンの失意、ユジンたちとの新たな日常、そして残された“想い”。物語は最終章へ――……


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