その時輪廻は一瞬少女が悩んでいるのに気が付いたが何も言わずに少女の決断を待った。
その後少女は覚悟を決めた顔をして畳の上に正座した。
これには原田も輪廻も意外そうな顔をした。
少女は、[成仏しろ]と言われてはさすがに何をしても無駄なのではないかと思っていた。
この時少女は自分が女だと言えば何故男装しているか聞かれると思い自分が父の事は隠して説明するのは無理だと思い父や、松本先生に迷惑かけることになると思い殺される決断をした
原田が微笑んで、刀に手をかけた時...
少女は少し驚いていた。自分が女であることがばれていたことに。
と、永倉は自分が男だと思っていた人物が女であったことに驚いていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!