俺達は今、6色の南京錠があった扉の前にいた。カレラは黒、白、紫の鍵を、俺は赤、青、緑の鍵をその色にあった南京錠に鍵を挿していった。
そして全て挿し終わった時、扉は自動で開いた。その先は闇の空間で、全く見えなかったが、耐性効果のついた魔法をかけていたことにより、普通に見えていた。
その声は高い所から聞こえてきた。インタリーズは空中で浮いており、不気味な生命体はこのインタリーズから生成されていた。それに、インタリーズの周りには大量の浮遊島が確認できた。
インタリーズが放った古き理想郷の破壊は、その空間にいる者を無差別に攻撃しまくるような攻撃である。それに、そのエネルギーを爆弾にすることにより亜空間爆弾にするという、自分の理想郷の『新世界』を作るのに必要不可欠な技である。
その攻撃を俺とカレラは避け、攻撃を仕掛けようとしたがインタリーズはワープした。
そして更にワープの速度は上がっていった。俺とカレラはそのスピードについていくことはできなかった。
俺はこの世の全ての時を止めた。それは亜空間内でも効果は発揮されており、インタリーズでさえこの技は喰らった。俺はインタリーズの魔素を一気に吸いとった。そして自分の魔素を溜め込む最大数値をも減少させ、存在値を俺より低くした。
俺とカレラのダブル終末崩縮消滅波は、インタリーズに大きなダメージを与えた。そしてそのままカレラは抜刀した。それを見た俺はカレラをインタリーズの首元へと投げ飛ばした。
その瞬間、カレラは俺に手でグッドサインをした。それを見た俺はグッドサインで返した。カレラはインタリーズの体をバラバラに切り崩し、完全に殺すことに成功した。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。