ゴールデンウィークが間近に迫った頃、いつものようにバレー部は練習していた。
練習途中に直井コーチが集合をかけた。
隣に立っていた黒尾くんが小声でボソッと言った。
黒尾くんは私を見下ろしてニヤッと笑った。
なんだかよくわからなくて首を傾げてしまった。
烏野高校…??
バレー強い高校なのかな??
猫又監督が静かにそう言った。
なんだかいつもよりニッコリして嬉しそうな猫又先生。
烏野高校…うちと何かあるのかな?
「ゴミ捨て場の決戦」
チラッと横目で黒尾くんを見上げた。
黒尾くんもどこか嬉しそうな笑みを浮かべていた。
合宿遠征かー。
陸上やってた時は中学時代から夏場は涼しい東北で合宿をやってたこともあったなー。
宮城も何度か行ったことある。
遠征に同行できるの嬉しいな!
初めて練習試合も間近で見られるし!
休憩中…
私は体育館の外の日陰で座り込んで休んでる黒尾くんに話しかけた。
私は黒尾くんの隣に座った。
そう言って黒尾くんはスっと立ち上がって嬉しそうに笑った。
黒尾くんが手を差し伸べてきた。
私は少しドキッとして遠慮気味に黒尾くんの手を取って立ち上がった。
黒尾くんは私の手を握ったまま歩き出した。
黒尾くんって本当にいろいろずるい。
自分の顔が熱をもってるのがわかる。
さてと切り替え切り替え!!
みんなのタオル回収して洗濯頑張るぞーーー!!












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。