こーちからキャンプに誘われた日。
そして照と話をした日。
同じ日に2人から改めて想いを告げられた。
あの日から毎日のように2人からはメッセージが来る。
でも私はなんて返信すればいいのかわからなくて既読無視してしまっていた…
ある日、電話がかかってきた。
相手は『深澤辰哉』
きっと、照のことだろうな。
私は気が重いと思いつつ、電話に出た。
ハッキリしない返答にしびれを切らしたふっか。
やっぱり…そうだよね…
ん?こーち?
あれ?私、ふっかにこーちのこと言ったっけ?
まずは私は今の状況を説明した。
蓮が誰かと…
ふっかが誰かと…
なんでか…
ふっかには恋愛感情がなかったから考えもしなかった。
そこで改めて考えてみた。
樹と誰か…
恋愛以外のこともあるか…
そうかもしれない。
ふっかが言っていることは難しい。簡単に答えが出るものではないだろう。
でもなんとなく出口が見えない迷路から、出口への光が差してきた気がした。
なんだよ、ふっか。
いい男だな。
すごい誇らしげな顔をしてるのが想像できた。
ここでそういうことを自分で言わなければいい男なのにな…
本当にありがとう、ふっか。
そうして電話を切った。
さっきふっかに言われたことを改めて考えた。
よく考えた。
考えた結果、私が出した答えは…
.














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!