ふっかと電話したあの日から数日経った。
私は色々と考えた。
照のこと、こーちのこと。
私の想いはどこにあるのか…
そして結論が出た。
まず私は彼に連絡をし、事務所で会うことになった。
そのあと色々な話をした。
きちんとこれまでの想い、今の想い、全て伝えた。
私は首を振った。
そうして彼は部屋を出ていった。
彼の前では我慢していた涙が一気にこぼれ落ちた。
振り回しちゃってごめんね。
そして今までありがとう。
幸せになってね。
数日後、私は自分の想いを告げるために彼と会う約束をした。
彼とも事務所で会う約束をした。
少し早く着きすぎてしまった。
緊張して待っていると扉が開いた。
振り返るとそこには…
ちょっと樹と話していたらさっきまでの緊張がほぐれた。
そう言って眉間を触ってくる樹。
そんなことをしているとまた扉が開いた。
そう言って樹は自分の眉間を指差しながら去っていった。
私は一息ついた。
こーちは軽くパニック状態。
受け入れきれていない様子のこーち。
そう言っても信じられないといった様子だった。
それとももしかして…私は嫌な想いが頭をよぎった。
その先を言おうとしたら私はこーちの腕の中にいた。
そう言って更にギュッと抱きしめられた。
私は首を振った。
抱きしめられた状態で私はこーちを見上げた。
悪い顔したこーちがいた。
そう言ってチュッと軽いキスをされた。
不意打ちのキスにビックリして動けないでいた。
ニヤニヤしながら私を見るこーち。
私のこと、からかって楽しんでるな。
悔しい!!
私はこーちの腕の中からすり抜け、後ろを向いた。
その問いかけに反応せず、私は後ろを向いたままでいた。
後ろで慌ててるこーち。
反撃はここからだから!!
本当に慌ててる。
あまりやりすぎるとかわいそうだよね…
私はくるっと振り返った。
顔はまだ怒ったままなので、こーちはワタワタしている。
そう言って今度は私からこーち…もとい、優吾にキスをした。
まさかの名前呼びと不意打ちのキスで真っ赤になる優吾。
私は同じセリフを優吾に言った。
そして2人で笑い合った。
Fin.
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
実はここまで長編にするつもりは全くなかったのですが、書いていたらこんなに長くなっていました。
伏線回収できていない部分もあったりして…すみません。
岩本さんとの最後の会話はどちらを選んだかわからなくするためにぼやかしてしまっているので、希望があれば番外編などで書いてもいいかなーと思っております。
空の反応も書ければ書きたいなーとは思ってます。
あとは樹とのお話も見たいという意見があるので書ければいいかなと思っております。
長い間、お付き合いいただきありがとうございました。
今、書きかけの話もありますがそれとは別に新作も考えております。
更新がいつになるかわかりませんが、またのぞいてみてください。
haru















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!