前の話
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俺は一ノ瀬彼方、高校2年生だ。突然だが、俺は今死のうとしてる。
ここは屋上今ここで飛び降りれば死ねる。
だが今ここで悩んでることがある。しょうもない悩み…それは、
『最近買ったゲームが全クリできてない』
とゆうことだ。その他にも、遺書とかって書かないでいいのかとか。考え始めたら止まらない。
今日は死ぬのを辞めておこう。
死ぬなら1ヶ月後にする。丁度俺の寿命と同じくらい。
元々寿命が報告されていた。重度の病気…
まぁ、手術したら治るのは治るらしい。
でも俺の母、父はそんな金はないとかなんとか言って手術はしない事に。
どちらにしろ、するかしないかは俺次第らしい。
いっその事死のうと考えてる。
今月にはたくさんの行事がある。それを終えたら死ぬことに。今月の行事は、『体育祭』 『文化祭』うちの学校は変わってる。
体育祭が終わって15日後にはもう文化祭
だから体育祭の準備もしながら文化祭の準備もする。くっそ大変。
そろそろしたらアイツらもこの屋上に来るらしい。一緒にご飯食べよ!って急に言われた
こいつらだ。一人一人教えておこう。
1人目相川真冬、こいつは俺の1個下いわゆる後輩。2人目浦田渉、同じクラスの男。お母さんみたいだ。3人目折原千等、こいつは真冬と同じクラスの人俺より何故か身長が高い。うらたと並んだら身長差がやばい。4人目月崎志麻、俺と同じクラス。生脚とゲームが好きらしい。話す時は大抵ゲームの話5人目坂田優、こいつもまふと同じクラスらしい。あほ、とにかくあほ。6人目天宮月夜、ナチュラルサイコパス…
とにかくこいつらが来たらうるさくなる。
めんどくさい。休みたい。
死ぬまで残り30日_____
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!