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第1話

Prologue.
8
2024/04/28 22:00
“なぁ、もし自分を助けてくれたのが、
世間にとっての悪だったとして”



“自分を助けてくれた人が、正義に負けそうになってたら、
お前ってどっち側につく?”



“急だな。まぁ、おれだったら、
自分を助けてくれた人の味方するかな。”



“なんでだよ。”



“仮にも自分を助けてくれたのに、
恩を仇で返す真似できねぇだろ。”



“そうだよな、お前はそういうやつだよな!”

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眩しく暖かい光と子鳥のさえずりで目が覚める。


“へんなゆめ、。”



眠気を吹き飛ばすように、目をゴシゴシと擦る。



こんなことしても実際は眠いんだけど……
癖みたいなものだ。



“起きたんだ、”



“おはよ。朝食できてるよ。”



“うん、………食べる………”



“大丈夫、?足取りフラフラだけど…”



“ねむいだけ……”



“抱っこする、?”



“うん、…………”



“にしてもホント小さいねオマエ。”



“何歳だっけ”



“ろく”



“もっと、いっぱい食べな、
僕たちみたいに強くなれないよ。”



“やだ。”



“じゃあ、ちゃんといっぱい食べなよ。”



“うん………”

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𝒏𝒆𝒙𝒕↪

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