2時間目が終わる頃、白雪ひめさんは
顔色を悪くして、机に突っ伏していた。
どう見ても具合が悪そうだ。無理もない。
さっきの体育の授業で”全力で縄跳び”してたし……
白雪さんの手を取って保健室に向かう私。
やっぱり、この人普通じゃない…
保健室のドアをノックすると、中から声が聞こえた。
出迎えてくれたのは__白衣のポッケにドライフルーツを
詰め込んでる、ゆるふわ系のお姉さんだった。
※魔力は関係ありません
数分後、白雪さんはすっかり元気になって保健室を
あとにした。
帰り道で私はそっと聞く。
彼女はちょっとだけ笑って、
と、空を見上げた。
前世とか、魔法とか__全部、きっと今は関係
ないのかもしれない。
でも、彼女がその記憶をちょっと大事にしているのは、
悪いことじゃないと思った。
つづく🍎
次回「白雪さん、スマホと戦う」
(※スマホの設定ミスです)














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!