第10話

🖤
100
2026/04/29 11:00 更新










「わぁぁぁぁぁ!!!」


響き渡る歓声と、大きい音楽。



初めてライブハウスと呼ばれるものに来た。

誘ってきたのは今、
隣で楽しそうにペンラを振っているあなただ。

(なまえ)
あなた
 あんまり楽しくない? 


初めてのせいで緊張しているからか、
あんまりノリにのれない。

それに気づいたようで、彼女は心配そうに
のぞき込んできた。


いらぬ心配をさせてしまったかもしれない。

beomgyu
beomgyu
 いや、少し緊張しているだけだよ 

(なまえ)
あなた
 そう?それなら良かったけど 


軽く微笑みを見せて、すぐにステージへ
視線を戻した彼女。

その横顔を複雑な思いで眺める。



思い出すのは、あのカフェでの出来事。

他の男と一緒にいたのは、黒と見てもいいだろう。


友達、というには、少し無理がある距離感だった。



彼女は今、どんな気持ちで俺といるのだろう。



楽しい?嬉しい?

それとも___面白くない?



彼女の気持ちは一つも分からない。

(なまえ)
あなた
 ねぇ、やっぱり元気ないの? 
 疲れちゃった?

beomgyu
beomgyu
 ううん、そんなことはないよ 


慌てて、楽しむ様子を見せる。



今日も軽い気持ちで、
適当に俺を誘ったのかもしれない。



だけど、それでいい。



渋々渡された一日でもいい。その一日でキミに縋る。

「今日だけでも」「あと一晩だけでも」と___。



それほど、キミを愛しているから。

beomgyu
beomgyu
 ねぇ、聞いてもいい? 


ライブの途中で、完全に盛り上がりを
見せているときだからだろうか。

急に声をかけた俺に怪訝そうな顔を見せるあなた。



ねぇこの質問をしても、
俺のそばにキミはいてくれるかな?








beomgyu
beomgyu
 浮気___しているの? 










Next.





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