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2020/05/17

第3話

episode3
ぴくっ!

俺に声をかけられて
体を大袈裟に震わせた彼女は
自分の顔を腕に押し付けるようにして
身を守るようにきゅっと小さくなる


待って、俺出会って数分で嫌われた?

地味にショックを受けながら


「…誰か連絡して欲しい人います?」


見たところバックのなどの持ち物は
何も無い彼女に、コートのポケットから
スマホを取りだしながら聞くと


弾かれたように顔を上げた彼女は

ブンブンと勢いよく首を振る

っやめて!

口をパクパクさせてそう言いたかったのだろう



まだ春は遠い冬の夜

暗い路地裏で僕が見つけたのは

ボロボロになって声を失った天使だった