あれから私は、毎日鍛錬をするようになった。
その中で、こんな話を聞いた。
「柱の人達の中には、オリジナルの型を作っている者もいる」という事を...
私の刀は短剣で、二刀流。
それを生かし、速さに特化した攻撃が私のスタイル
そこでは、小さな男の子と女の子が凧揚げをしていた。
私はそこで閃いた。
忘れないうちに実行してしまいましょう
自分で型を作ることができ、私は嬉しかったのかもしれませんね。
何を思ったのか、蝶屋敷に直行していました
蝶屋敷に着くと、戸を軽く叩いた
なほさん、すみさん、きよさんですか..こんなにも小さな方々もお手伝いをして下さっているのですね。
いつかは私もお手伝いしましょう
しのぶさんは留守でした。
用もないのに居座る訳にはいかないので、帰ろうとしたところ...
でも、たまには用がなくてもいいかもしれませんね..
中で待たせて頂きましょう
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こんなこと、本当なら烏滸がましくて言えないけれど..私は見せたかった
誰かに、私という者を見て欲しかったから
そして私は鞘から刀を取り出すと、漆ノ型 葉の斬舞を繰り出した
私はその場でシュバッと糸を括りつけて見せた
生憎、相手の隙を突くのは得意ですから..1秒あればできます
漆ノ型の説明は「設定」をご覧下さい!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。