雪炉side
゛地球が滅んだ゛
そう何にも形容しがたい綺麗な人──シュンが言った。
確かに、と納得してしまう部分もある。
あんなに治らないと言われていた全身に痛みや 呼吸の苦しさが無かったり、
俺自身が異形へ変化したためだ。
そんなファンタジーのような事があるなら
地球が滅んでいたって不思議でもない。
ひと段落ついたことで、改めて洞窟内を確認すると、まず 洞窟内の環境
が気になった。
どうやら、内部は湿度・温度共にかなり低いようだ。
何かを保存しておくには丁度いい場所だと感じる。
そのまま周囲を見渡してしまうと、洋服を纏ったまま骸骨になっている死体を発見した。
骸骨の傍らにはビデオカメラとテープレコーダーが落ちている。
もしかしたらこの骸骨は
ゴーツウッドを取材に来たジャーナリストのなれの果てなのかもしれない。
発見した電子機器類は、放置されていた物である為、
当然そのまま使用することはできないようだ。
しかし、硬く閉ざされた洞窟の中にあった事と、
洞窟内に湿気が極端に少ないという事から、部品は損なわれていないようだ。
そのため、修理を試みたが、やはり初心者には難しい…
その中のデータは諦めることにした。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。