翌朝、探偵団は連盟から持ち帰った資料をもとに、今後の作戦を話し合っていた。
正門「リチャくん、昨日のデータ、どこまで解析進みました?」
リチャード「まだ全貌は分からんけど、『コード・シグマ』は連盟が裏で動かしてる異能力者の特殊部隊や。戦闘用に育成された奴らが中心らしい」
健「戦闘用って、連盟がそんなんしとったんか? 異能力者守る立場ちゃうんかい!」
正門「表向きはな。けど、この『コード・シグマ』は完全に闇の部分や」
晶哉「その……丈一郎さんって人も、その部隊の一員なんでしょうか?」
誠也「丈は……昔、俺と一緒にチーム組んどった相棒やった。あいつが死んだって聞いたときは信じられへんかったけど……もしまだ生きとって、こんなことしとるなら、俺が止める」
正門「丈一郎さんのこと、確かめる必要がありますね。次は『コード・シグマ』の訓練場らしい場所を探しましょう」
探偵団は資料に記載されていた地図を手がかりに、「コード・シグマ」の訓練施設がある廃ビルに向かう。リチャードが警備システムを突破し、内部への潜入に成功する。
リチャード「警備のレベル、えげつないな。これ、ただの施設ちゃうわ」
健「そらそうやろ。命狙われるレベルやったもん。」
晶哉「皆さん、注意してください。……何か、妙な音が。」
突然、黒いローブの男たちが現れ、探偵団を取り囲む。
黒いローブの男1「ここはお前たちが踏み込んでええ場所とちゃう」
誠也「お前らに聞きたいことがある。丈一郎はどこや?」
黒いローブの男1「……丈一郎様か。そう簡単に会えるわけないやろ」
正門「健、晶哉、ここは制圧するで!」
晶哉「了解です!」
健「俺らのターンや!」
激しい戦闘が始まり、探偵団は異能力を駆使してローブの男たちを追い詰める。
戦闘の末、探偵団は男たちを撃退。だが、その直後、ビルの奥から一人の男が現れる。
丈一郎「……随分派手に暴れてくれたな、誠也」
誠也「丈……ほんまに生きとったんか」
丈一郎「生きとるで。それも、連盟のおかげや」
正門「丈一郎さん……あなたも『コード・シグマ』の一員なんですか?」
丈一郎「そうや。この部隊のおかげで、俺は強くなった。誠也、お前も理解できるやろ、この力の意味が」
誠也「力の意味? お前、それが正しい思っとるんか?」
丈一郎「正義なんて、力を持つ者が決めるんや。お前らもそんな甘っちょろいこと言っとったら潰されるで」
丈一郎は誠也たちに一瞥をくれ、その場を去る。
晶哉「誠也さん、追いかけないんですか?」
誠也「……今は無理や。丈と戦うには、もっと証拠が要る。次は、奴がどこで何しとるか突き止めるで」
探偵団は丈一郎が去った後、訓練施設のデータを収集。そこには「コード・シグマ」の指揮者の名前が記されていた。
リチャード「『天城(あまぎ)』……これが『コード・シグマ』を作った奴の名前や」
正門「天城……奴が黒幕かもしれませんね」
健「ほな、次はそいつを追えばええんですね!」
晶哉「でも……丈一郎さんも、また出てくるかもしれませんね。」
誠也「丈も天城も、俺らで止める。それが、俺らの正義や。」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!