第9話

chapter.8 揺れる忠誠、裂かれる絆
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2025/01/03 01:09 更新
探偵団は「天城」に関する情報を集めるため、新たな手がかりを探していた。


健「にしても、『天城』っちゅう名前、聞いたことあるようなないような……」

リチャード「そらそうや。天城は連盟内でも極秘扱いや。連盟の深部に直接繋がっとる権力者らしい」

晶哉「でも、その天城って人が黒幕なら、どうやって捕まえるんですか?」

正門「まずは天城の居場所を探し出す。奴が関わっとる施設やプロジェクトがどこかにあるはずや」


リチャードは集めたデータを分析する。


リチャード「……あったで。『ネクサス研究所』。ここで異能力を兵器化する研究が行われとるらしい」

健「兵器化って、最悪やな……。ほんなら次の目的地はそこっすね!」

誠也「待て、突っ込むだけが仕事ちゃう。研究所の構造と警備体制を調べなアカン」

正門「リチャくん、準備できますか?」

リチャード「任せとき。全員無事に帰ってきてもらわな困るからな」






ネクサス研究所の前。


正門「潜入はいつもの通り、各自役割を決めるで」

誠也「俺が前衛や。敵が来たらどつき倒す」

晶哉「俺はサポートで皆を守ります!」

リチャード「ほんなら俺は監視カメラとセキュリティをハッキングやな」

健「俺は狙撃で援護するわ」

正門「OKや。それじゃ、行くで!」




研究所内に潜入し、次々とセキュリティを突破していく探偵団。


リチャード「ほんま厄介なシステムやけど、俺には無理ちゃうな。……ほれ、通れたで」


しかし、進む中で丈一郎が再び現れる。


丈一郎「またお前らか。よう来たな」

誠也「丈、お前ほんまに天城に従っとるんか?」

丈一郎「従っとるわけやない。俺は俺のやりたいようにやっとるだけや」

正門「丈一郎さん、天城の目的は異能力者を兵器にすること。それを正しいと思えるんですか?」

丈一郎「お前らにはわからんやろな。この世界で生き残るには力がいる。それだけや」

晶哉「でも、その力で人を傷つけるのは……違います!」

丈一郎「お前みたいなガキに何がわかるんや!」


激しい戦闘が始まる。丈一郎の実力は探偵団を圧倒するが、彼らの連携で何とか対抗する。


誠也「丈、目ぇ覚ませ! こんなん、お前が求めとった未来か?」

丈一郎は一瞬迷いを見せるが、言葉を残して撤退する。

丈一郎「……お前らが正しいと思うなら、証明してみせろ」





研究所の最奥で、探偵団は天城が異能力者を兵器化する計画「エターナルフレイム」の詳細を見つける。


リチャード「こいつが黒幕や……天城は異能力者を完全な戦闘マシンにするつもりや」

正門「これ以上は見過ごせませんね。天城を止めるための準備を始めましょう」

誠也「丈とも決着をつけなアカン……俺らの正義を見せる時や!」

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