(大我 side)
俺の自殺未遂事件から、メンバーからの過保護さがより強くなった。
あれから、一ヶ月。
まだ、俺の声も視力も戻ってきていない。
ある日、大好きなミスチルさんのコンサートの音がテレビから流れて、ふと歌いたくなった。
なんか、今なら声出そう。
す〜〜っと深く息を吸って
声帯を震わせて声を出した。
「ダーリン、ダーリン〜🎶🎶」
出た。
やっとだ!!
戻ってきた、俺の声。
ガサッ
ドアの付近で何かを落とす音。
ジェ「大我の声が…。大我〜〜〜涙」
俺のもとに相棒のジェシーが駆け寄ってきて、
泣きながら俺を抱きしめる。
後ろには、メンバー足音。
あぁ、声が出るって最高だな。
一人じゃなくて、俺のことを心配してくれるメンバーがいるって最高だな。
そう思ったときだった。
俺の目に光がやどり、
カラフルな世界が戻ってきた。
「ジェシ、ぐすっ、みんな、おれ、見えるよ、声出るよ、もう大丈夫だよ」
そういうと
みんなが俺のもとに近寄ってきて
樹慎「きょも〜涙」北「京本」
ジェ髙「大我!!!!」
みんなと抱き合って、ぐちゃぐちゃになるくらい泣いた。
もう、エゴサなんてしないし
辛くなったら相談するね。
ありがとう、みんな。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。