高橋side
11月12日。
俺らはデビューをした。
たくさんの人に祝福された日だった。
その日は朝から大忙しででも疲れたりなんかせえ
へんかった。
だってすごく楽しかったから。
西畑「じゃあまた明日から頑張ろうな」
道枝「はい!」
藤原「じゃあホテル戻るかー」
高橋「ねむ〜」
大西「もう0:00だしね笑」
高橋「帰ったら風呂入って寝よっと」
大橋「俺もそうしよっと」
この日俺らは間違いなく夢への一歩を進めた。
実はまだファンの人に隠していることがある。
それをファンのみなさんに言うのか言わないのか
みんなでたくさん考えている途中。
でも本人はねそのこと言ってほしいみたいで、
高橋「明日謙杜のことメディアに本当に流していいん?」
電話で流星くんにそう聞いた。
大西「恭平風呂入って寝るんやなかったん?」
高橋「そのつもりやったんやけど明日っていうか今日か、」
高橋「なんか緊張してきちゃって、」
大西「たしかに緊張してきた笑」
大西「う〜ん」
大西「でも謙杜が望んでるから‥」
大西「あんなに頑張って書いた手紙を無駄にするのは‥」
高橋「そうだよね、」
あの時もらった手紙の中に紛れてた
なにふぁむへの手紙。
あれをみなさんに伝えるのかずっと考えてた。
大西「恭平もう寝なね」
大西「ちゃんと寝なきゃ今日絶対手紙読んでる途中寝るよ笑」
高橋「寝るわけないやん笑」
大西「そう?笑」
大西「とりあえずおやすみー」
高橋「うん。おやすみ」
高橋「もう寝るか、」
今日の世界なんて全くわからない。
だからこそ怖い。
高橋「大丈夫だよね」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。