高橋side
自分で言うのもあれやけどあれから10年経った今、
めっちゃ人気になって国民的アイドルと言われるよ
うになった。
あと10年間たくさんのドラマや映画などに出てきた
から少しは知名度を上がったはず。
高橋「謙杜、これからもよろしくな」
謙杜のことはずっと忘れられなくて休みが取れれば
お墓に行っていた。
車の免許も取ったからいつでも行けるようになった
し。
大西「あれ?恭平やん」
高橋「流星くんも来たんすね」
大西「久しぶりにオフ取れたから」
高橋「そっか」
高橋「もう32っすよ〜」
大西「あれから10年なんやなー」
高橋「デビュー10周年もそろそろだし」
大西「なんか案外あっという間やったな笑」
高橋「そうやな笑」
高橋「次のステップ進みます?」
大西「そうしよっかー」
高橋「謙杜今度俺らさ‥」
高橋「海外行くねん」
大西「海外でLIVEツアー」
高橋「えぐくない?」
高橋「こんなんやってるアイドル中々いないで?」
大西「世界ツアーやもんな笑」
大西「謙杜もさちゃんと振り練習してる?」
高橋「一緒にステージちゃんと立とうな、」
いつまでも謙杜がいると思って生きていくつもりで
だからこそ毎回声をかけてしまう。
LIVEでもまだ謙杜のうちわと黄色のペンラ振ってく
れてる子たくさんいるねん。
高橋「俺英語喋れないんやけど笑」
大西「え〜頑張ってよ笑」
もしもさ今謙杜がいたら29歳なんよな?
謙杜が29歳ってどうなんやろ?
めっちゃかっこいいんやろうなー
俺の次らへんにな
高橋「あ、みっちー達から電話や」
高橋「もしもしー」
道枝「今からご飯行くんやけど恭平もどう?」
道枝「流星くんもいるんやろ?」
高橋「ご飯いいな〜」
高橋「流星くんみっちーがご飯どうって」
大西「久しぶりにええやん〜」
高橋「じゃあ今から行くなー」
道枝「了解!」
道枝「みんな待ってるから」
高橋「はいよ」
道枝「はいよって何笑」
高橋「忘れて笑」
高橋「じゃあ行こっか」
大西「そうやな」
高橋「謙杜またなー」
大西「また来るね〜」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。