第13話

二子くん
677
2023/03/08 01:15
二子
ジ~👀
あなた

…………

なんかめっちゃ視線を感じる……………





何でだろ………


あっ……こっち来た。
二子
あの…改めて…よろしくお願いします。
一年のニ子です……その………
あなた

ん?

二子
そんな細い体のどこから僕のことを飛び越えるほどの筋力があるのでしょうか…?
あなた

?!?!ほっ?!?!細いぃぃぃ?!

二子
ビクッ(・・;)!!!
あなた

あ…ごめん。

あなた

(ほそ…い………この子無自覚女たらし??←失礼)

二子
あの………………嫌だったらいいんですけど………
あなた

ん?なぁに?
































二子
その腕を見せてください。
あなた

ッ………

あなた

ごめん二子K

二子
何でですか…?
二子
やっているんですよね。











二子
リストカット
あなた

ッッッッ…………………あぁ……

あなた

そうだよ。

二子
………
あなた

何で分かったの??

あなた

私、常に長袖で……しかも包帯もつけて傷は見えないように………

二子
見えたんですよ。
あなた

?!?!

あなた

いつ?!

二子
あなたが…いや………あなたさんが………鬼ごっこの時に、僕を飛び越えたの覚えていますか。
あなた

………うん。

二子
その時に…少し見えたんですよ。袖の中。
あなた

………(たしかに私の服は袖が広がってる感じの服だから……見えないこともないケド………)

あなた

でも…そのときに見えたのは包帯だけでしょ?じゃぁ…なんで………

二子
あなたさん。試験に来る前にリストカットしてましたか??
あなた

ッッ何でッそれをッッ

二子
包帯に少し血が滲んでいました。それで確信しました。
あなた

………ハハ……賢いんだね。二子くん。

二子
……そうでもないですよ。
二子
このくらい誰でもわかります。
あなた

ふぅ………………ニコッ(^^)

二子
ゾワッ(・.・;)
落ち着こう。この気持ちを抑えよう。もうこの苦しい気持ちを忘れよう。この辛さを吹き飛ばそう。そう。
      私が作り笑顔をすることで。
二子
(こわ…い………)
あなた

流石だねっ☆

あなた

じゃぁさ!!!私の言いたいことも!!







 
あなた

分かるかい?

今日一番の低い声で二子くんにいった。







一方二子君はというと、
いままで感じたことのない恐怖感を覚えたらしく 
体の力が抜けたようで、酷く怯えて地面に尻もちをついた






あなた

答え言っちゃうネ!!!

あなた

このことは…………

あなた

誰にも言わないでね!!!

二子視点





あのあとあなたさんはすぐに何処かに行ってしまった。






  


今まで感じたことがないほどの殺気だった。







分かってる。僕は馬鹿じゃない。だから……

 



この話は………




























誰にも言わない。 
二子
こ……わ………


そう心に誓った僕は無意識に声が出てしまった。









それを誰かが聞いているとは知らずに。

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