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第5話

4話
152
2025/10/31 10:43 更新
ノワダ一ク伯爵家   演習場
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
(決闘は明日の正午。真剣と中位以上の魔法は禁止。場所は演習場ここか…)

ザッ
ルウト・ノワダ一ク
明日の下見かい?イルマ
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
!ルウト兄
ルウト・ノワダ一ク
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
ルウト・ノワダ一ク
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
(?何だ?)
ルウト・ノワダ一ク
…イルマ
ルウト・ノワダ一ク
…誕生日おめでとう
ポン
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
は?

ゴソゴソ
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
…ガラスのペン?
ルウト・ノワダ一ク
父上と帝都に行った時に買ってきたんだ。イルマは勉強熱心だからちょうどいいと思って…
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
……
ルウト・ノワダ一ク
…ごめんな、イルマ。ずっとよそよそしくて
ルウト・ノワダ一ク
イルマはどこか異質な感じがしてさ。なんというか、どう接していいか分からなかったんだよな…
ルウト・ノワダ一ク
でも今では、イルマが立派になって嬉しいよ。兄として誇りに思う
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク

ちょっと意外だった

俺との関係性を悩んでいた人間がいたなんて
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
…ありがとな、ルウト兄




















ミコト
ミコト
贈り物ですか。多少は気の利く人間のようですね
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
ミコト、ちょっと隠れてろ
ミコト
ミコト
はい?

ドォンッ!!!
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
ヒョイ[攻撃を躱す]
ミコト
ミコト
はわぁ!!
ライ・ノワダーク
ハァ…ハァ…
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
明日まで待てなかったのか?ライ兄
ライ・ノワダーク
黙れ!黙れ!
ライ・ノワダーク
お前いつから企んでやがった!?
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
魔法学園のことか?
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
昔からずっと行きたいって思ってたぞ。ライ兄が楽しそうに教えてくれただろ
ライ・ノワダーク
いい気になるなよ…!運がよかっただけのくせに!
ライ・ノワダーク
たまたまモンスターが現れて、たまたま倒しただけのくせに!!
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
たまたまな…
ライ・ノワダーク
父上の条件じゃ生ぬるい…っ、条件はなしだ!
ライ・ノワダーク
降参するか戦闘不能で決着、負けたら父上に勝負から降りると言え!
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
中位以上の魔法って危ないぞ?
ライ・ノワダーク
それがどうした!?
ライ・ノワダーク
炎豪鉾フレイムノート!!

ボオオオ!!!🔥

炎が俺を包む
ライ・ノワダーク
奴隷の使う魔法ごとき、俺ならもっと簡単に扱えるんだよ!!
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
…そういうならもう少し威力出したらどうだ?
ライ・ノワダーク
…は?

ヒュオオオ…
ライ・ノワダーク
(無傷だと!?)
ライ・ノワダーク
風錐槍ウインドランスッ!!

ドォンッ!

(障壁 バキッ
ライ・ノワダーク
けっ…結界!?光属性の魔法だと!?
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
へぇ、結界って光属性なんだな

スッ…[ヒトガタを取り出す]

ズキッ!!
ライ・ノワダーク
!?
ライ・ノワダーク
あが…っ

カランッ[杖を落とす]

グァシャ![ヒトガタを折る]
ライ・ノワダーク
がああああ!!
ライ・ノワダーク
うっ、腕が…っ
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
安心しろ。痛みだけで実際に折れたわけじゃねぇから
ライ・ノワダーク
___なっ、なんなんだ、お前…!?










イルマの部屋
翌日、ライは寝込んだまま起きてくることはなく、決闘は俺の不戦勝となった

ちなみに熱を出したのは俺のせいじゃない
ライ・ノワダーク
『たまたまモンスターが現れて、たまたま倒せただけのくせに!!』
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
(_____笑えるな。たまたまなわけないだろ)

半年前からコツコツ準備してきた

ヒトガタで山を調査しあやかしを呼び、モンスターを森から追い出した

すべては入試が迫ったこのタイミングで首功をあげ、俺の要望を父に認めさせるために

前世のような覇道を行くつもりはない

目立たず上手に立ち回り、望む物を手にする
ラン
ラン
パチッ[イルマと目が合う]
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
パチッ[ランと目が合う]

それがきっと賢い生き方だと思うから
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
……ニコッ
イルマ・ノワダーク
イルマ・ノワダーク
ふりふり👋[ランに向けて手を振る]

前世で俺に足りなかった狡猾さって
ラン
ラン
ふりふり👋[イルマに向けて手を振る]

多分こういうことでいいんだよな?

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