声に出るほど疲れた、ここ
1週間の任務と不破さんのだる絡み
あの零部隊…… 任務の押し付け合い
激しすぎる、、
びくりと肩を揺らし恐る恐る
後ろを振り向く
足音もしない、気配もない彼は
そう言い残して何処か行ってしまう
零部隊と書かれた部屋に来る人は
あまりいない、自分の部隊の部屋に
人がいないとか終わってるんだ
頭をゴンゴンとテーブルに打ち付ける
さっきのイブラヒムさんもさ!!
手伝うとか、一言くれるだけでいいんですよ!
私の心は軽くなる……
幻覚、ついに幻聴まで見えて
しまったのか…… 今、一番猫の手が
借りたい人が目の前の椅子に座って
ニコニコとこちらを見ている
「やっぱり君はここにいる存在じゃない」
そう言って目の下の隈をスーッと
優しい手でなぞってくれる
唖然としていると警報音が鳴り響く
咄嗟に顔を上げて耳を澄ます
端末を開いて彼は淡々と任務内容を
読み上げてくる、いつ私の端末を
取ったんだか……
軍服の袖を捲り武器を取り出す
叶に途中まで見送ってもらい
輸送機に乗り込む













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。