いや明らかにおこってる。
いつもと対応が違いすぎる。
....なんかしちゃったかな....
今日私は家に帰える予定でいる
車から降りて、マサイさんの家についたときから
涼は機嫌が悪い
もうすぐお別れだっていうのに....
えまって、そもそも推し様の家にいれたことが奇跡じゃん
....帰りたくねぇッッ
でも、推し様達に迷惑かけるわけいかないし.....
あー....ッ、がえ"りだぐな"ぁい"ッ....
あちゃー、わかるよ、
好きな人からのマイナス発言は死ぬよね~....
ナイフ並みだよね~....
すごいな春、そんなに私のこと思ってくれてるんだ。
て言うかほぼ、ダーマさんへの不満ぶつけてるだけじゃ....
あ、それは不味いのでは....止めないと
推しにしなれたら困る....!
「一回目のまたね」
その後私は、みんなに駅まで送ってもらって、
無事に電車....じゃなくて、新幹線にのれた。
たった1日と少しの思い出だったけど、
めちゃくちゃ楽しかったッ、名残惜しすぎる....
できれば帰り際全員と握手したかった....!
でも、....涼はピリついてるし、
ダーマさんと春はイガイガしてるし....
気まずかったからそんなこと言えなかった....
....はぁ、最後のチャンス逃しちゃった....
まぁ、人生に一回くらいしかない楽しさを味わえたんだし....欲張らない欲張らない....
・
・
・
家に帰ったら、綺麗サッパリ片付いた部屋に、
ダンボールの山ができていた
ガタガタッ
荷物をあらかた片付けおわり、布団だけだして寝た
さすがに卒業式には出たいため、
卒業式が行われる日までまった
ー卒業式当日ー
「卒業式」
卒業証書、授与
わぁー、ついに卒業か、
友達とも、この校舎ともお別れだな
あーあ、楽しかったなぁ
....ヤバい、涙でそうッ....
次私の番だ、行かなきゃ
みんなの顔が見える、
ステージに上ったこと、あんまりなかったからな
あ、お母さんとお父さんだ、
泣いてる、やめてよ、私まで....
って、ぇ....
お母さんとお父さんの隣に座ってんのってまさか....
あッッッぶね転びそうになった....ッ
校長「大丈夫ですか....?(ヒソ)」
まさか....チラッ
涼じゃん....
「誘い」
あなたが、今日、家に帰る
俺は自分でもわからない何かにイライラしていて
最後の話すチャンスを逃してしまった
それに、ダーマと春はギクシャクしていて
あなたは最後まで二人の相手をしていた。
多分あなたの人生の中で一番最悪な見送りだっただろう。
悪いことをしてしまったな....
あなたが帰ってから春は、笑顔が少なくなってしまった。
ダーマのことも反省している様子だった。
それと、なんで俺はイライラしてたんだ、わけがわからない
ぁあ、くそッ....もう一回会って謝りてぇ....
そのときだった。
神様が俺の話しを聞いてくれていたようだ
テン テッテテッテレテッテ テテテテテン((←わかる人ならわかる着信音
スマホから着信音がなった
ピッ
好き....か、
いや、もちろん意味はわかっている。
多分、それは友人としての言葉だ。
なに一人で暑くなってんだよ俺....ッ
プツッと切れる音がした
俺はそのあと、メンバーに許可をとり、
田舎に行く準備をした
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!